【あの一言】
<徹底解説・ニュース最前線>ロシア経済予測・IMF専務理事「壊滅的」
野村総合研究所エグゼクティブエコノミスト・木内登英 ウクライナ侵攻が起きた時、どの国際機関も2桁のマイナスを予測していた。それが実際にはマイナス幅が小さくなった。制裁逃れの手法が功を奏したという面もあったと思うが、そもそも統計の精度の問題がある。ロシアから欧米企業がどんどん撤退し、ビジネスを縮小している中で、ロシア企業売上の全体は4割ぐらい落ちるという試算もあった。ところが出てきたのはGDPマイナス3%という数字で、ここ自体も疑わしい。IMFやその他の国際機関も結局、ロシア側が出した数字を使うしかない。信用はないが、今はそれを調べる術がない。おそらく実体的にはマイナス7ぐらいいっていてもおかしくない。
2023/03/12 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]
IMF・ゲオルギエバ専務理事(フリップ) 2023年以降のロシア経済の見通しは「非常に壊滅的」。2023年以降、中期的な予測は-7%。
2023/03/12 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]
|