江戸の華「神田祭」・両国「大相撲初日・相撲甚句」を楽しんだ(その205)
5月12日、その日の朝10時ごろ、市川駅からJR総武緩行線に乗って両国駅まで行った。...
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5月12日、その日の朝10時ごろ、市川駅からJR総武緩行線に乗って両国駅まで行った。
大相撲初日の櫓太鼓を見たいと思って国技館に行ったが、すでに終わっていた。
すると、両国駅前で、「相撲甚句」の催しがあり、そこに足を向けた。
聞き覚えのある節回しで、参加者は朗々と吟じていた。
両国から御茶ノ水駅まで、また総武線に乗り、聖橋口から神田明神まで歩こうとしたら、そこで交通規制にかかってしまった。
「神田祭」の神輿によるものだった。
その辺りでは、すでに祭りの熱気と歓声が鋭く迫ってきた。そのまま側道を神田神社の中に入って行くと、境内は祭りの坩堝と化していた。
神田っ子の祭り好きと、熱狂がそこにはあった。「神田」には多くの町名があり、更に細分化され、例えば「岩本町3丁目」などと、町名単位に神輿があるようだ。
その一つの神輿が、境内に入ってきて、神輿の担ぎ手は気勢を上げていた。女性の担ぎ手も、もみくちゃになりながら、笑顔で気勢を上げていた。
古くから続く「江戸の華」は、現代にも生きて、老若男女を巻き込み、異様な盛り上がりと熱気を醸し出していた。
境内での手打ちを終わると、神輿はまた道路に出て、そこから秋葉原駅前の広場に向かった。
大変なエネルギーが、発散し、辺りは非日常の空気に包まれていた。
その日は、神輿を追い、そのまま秋葉原駅から、帰宅の途に就いた。
ずっとビデオカメラで、追いかけていたので、少々疲れを感じていた。
初夏の暖かい陽気と薄曇りの空模様の日であった。
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葛西臨海公園に咲く、赤白紫のポピーの鮮やかな色彩(その204)
5月5日、その日の朝9時ごろ、市川駅からJR総武緩行線に乗って、西船橋駅に向かい、そこで武蔵野線に乗り換えて、「葛西臨海公園」まで行った。...
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5月5日、その日の朝9時ごろ、市川駅からJR総武緩行線に乗って、西船橋駅に向かい、そこで武蔵野線に乗り換えて、「葛西臨海公園」まで行った。
駅からは、観覧車を目印に直線的に歩いた。
昨年の同じ頃、この公園で赤白紫のポピー畑を見た時の鮮やかな色彩の印象が、まだ頭に残っていた。
ポピー畑が見えてくると、期待が膨らんでいた。だが期待に反し、昨年の規模からみると、咲いている面積がかなり狭いように感じた。
更に、色彩豊かなポピー畑の真ん中に、ポツンと禿げた草が生えていた。
それでも、三脚を立てて、撮影を敢行した。
その日は、晴天で、空には筋雲が青い空にくっきり浮かんでいる様子であった。
最初は、ファインダーに太陽の光が反射し、上手く被写体を捉えることが出来なかった。
この日のために、用意した、日除けフードを装着しても、状態は変わらなかった。
液晶のファインダーを閉じて、レンズ直接のファインダーを覗いて、しばらく撮影した。
そうすると、ピント合わせのロックが効かなかった。ピントを合わせる為には、合わせたい箇所に液晶ファインダー上で、指を2度タッチをしなければならない。
そうしないとズームアップした時に、対象がボケてしまうことになってしまうことになる。
仕方ないので、もう一度液晶ファインダーを使い、直感をフル活用して、撮影を再開することにした。同時に三脚をしまい、いつもの様にできるだけ滑らかに歩いて全体を映すことにした。
暫らく撮影した後、緑の生い茂る涼やかな林を通り抜け、浜辺に出てみた。
カラフルなテントが所狭しと並んでいた。
見ていると、近頃の簡易テントは、僅か5分ぐらいで、上手く設置できるようになっているようだ。手際の良い光景に感心していると、海の向こうには東京ゲートウェイが見えていた。
気温は、既に30度程度に上がっていた。もう夏の季節が訪れていた。
名物の観覧車に乗ってから帰ろうと思い、もう一度ポピー畑を通り過ぎた。
観覧車から、東京、千葉、湾岸一帯の景色を楽しんだ。
眼下を見ると、東京オリンピックで「カヌーの競技場所」になると思われる会場が、ほぼ出来上がっていた。綺麗なデザインであった。
観覧車からポピー畑を見下ろすと、色鮮やかに見えたので、もう一度ポピー畑を撮影しようという衝動にかられた。
9時半に撮影した頃の印象と較べると、たった2時間しか経っていないのに、驚くことに色彩がかなり強くなっていたように感じた。
「おおう・・・」と思い、もう一度撮影をしてみた。
一通り、撮影をしてから、駅に向かい、その日は帰途に就いた。
着ていた、コートはとうに脱ぎ、Tシャツ姿で電車に乗った。
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朝起きして「茂原の牡丹園」に出かけた(その203)
4月28日、その日の朝、市川駅から8時半の総武快速線「成田空港行」に乗り、千葉まで行き、外房線に乗り換えて、茂原駅まで足を伸ばした。...
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4月28日、その日の朝、市川駅から8時半の総武快速線「成田空港行」に乗り、千葉まで行き、外房線に乗り換えて、茂原駅まで足を伸ばした。
休日の早朝にもかかわらず、その電車は混雑していた。
9時半頃には、駅に着き、そこからタクシーに乗り、「茂原の牡丹園」に向かった。
ひなびた佇まいのその園の入り口を入ると、藁ぶき屋根の古民家と牡丹の花の日傘が目に入ってきた。
牡丹の花は、直射日光に弱く、早朝を過ぎると、しぼんでしまう様だ。
その為、大型の牡丹の花には、一つ一つ日傘がかけられていた。
ぼたん苑には、つきものの風景のようだ。
小さな丘を登って、裏山に入ると、この季節には似合わない綺麗な紅葉の木が出迎えてくれた。
赤、紫、ピンク、白と色とりどりの牡丹の花が咲き誇り、優雅な雰囲気と、日傘がどうしても目立っていた。
歩を止めて、ビデオカメラを回してみると、牡丹の花からミツバチが蜜を吸っている光景が印象的であった。
ほとんど、どの花芯にも、蜂が羽を立てて、盛んにアタックしていた。
少し、見ごろよりも早かったのか、まだ蕾の牡丹も散見された。
10時前だというのに、花がしぼんでいるものもあった。
土の様子を見ると、昨夜に雨が降ったのかも知れないと感じた。
しぼんだ花の理由は、いまいちはっきりとは分からなかったが、今盛りの牡丹の花に向けて、レンズを向け、花の優雅さを堪能することにした。
それほどの人込みではなかったので、三脚を立てて、その優雅をしっかりカメラに収めようとした。
暫らく撮影してから、もう一度、表の庭に戻ると、太鼓祭りの準備をした大勢の町人とすれ違った。
11時ごろから、その祭りは、始まるようであった。
帰りの電車の予定もあったので、その日はその位で帰路に就くことにした。
暑くも寒くもなく、どこまでも青空が広がっていた。
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