上野公園から不忍池を巡る(その137)
2月4日、その日朝9時ごろ、市川駅からJR総武緩行線に乗って、秋葉原経由で上野駅まで行った。...
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2月4日、その日朝9時ごろ、市川駅からJR総武緩行線に乗って、秋葉原経由で上野駅まで行った。
電車の中は、終始混雑しており、座るどころではなかった。
中には、カップコーヒーを車内で立ち飲む女子もいて、とてもリラックスできる状態ではなかった。
30分ほどすると、上野駅に到着し、改札を出ると、早速動物園の方に向かった。その方向に大勢の人たちの人波が出来ていた。
暫らくすると、プラカードを持った整備員風の人たちの人数が目立ってきた。
盛んに、整列を促していることが分かった。
「上野動物園」の入り口の看板から、左に折れて500メートルぐらいずっと人の列ができていた。
その日は予定のパンダ見学は諦めて、公園内を散歩することにした。
いつものように、「花」を求めても、この寒空の中ではどこにも見当たらない様子だった。
やっと、うっすらと桜色した花を木の上に見つけた。「寒さくら」だった。
花と言えるものは、それだけで、後は枯れ木一色だった。
もう一度、動物園に並んだ、いやパンダに並んだ人の列の前を通り、不忍の池へと向かった。
カメラを構えた人の集団の先を見ると、小鳥が木に止まっていた。何か珍しい小鳥のようだった。
水鳥も、寒いのか池の淵に上がり込み、遊んでいた。
少し歩くと、一人の女子の手のひらに10羽以上の小鳥が、集まっている様子に出会った。
自転車の前籠から、時折パン屑と思われるものを手にしていた。
半端ではない小鳥が、その手の平に集まり、そこだけが、動きがあり時めいていた。
その日は、不忍の池から、御徒町駅に向かった。
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有楽町、日比谷界隈、その不思議な街(その136)
2月3日、その日はJR有楽町駅を降りた。...
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2月3日、その日はJR有楽町駅を降りた。日比谷口に出ようとしたが、シャッターが閉まっており外に出られなかった。
という事で、中央口から出ることにした。
「有楽町」、この街は不思議な街だ。中央口に出ると向かいは丸井の近代的なビルが目に入ってくる。
右手に目をやると、どこの町にもある八百屋の店先が見えてきた。
その先には、「ラーメン屋」さんの看板が見えた。
そのまま歩くと、「有楽町マリオン」の大きなビルに行き着いた。
その前で、右に折れ日比谷の方向へと進むと、古びたガード下が見えてきた。
有楽コンコースの中を歩くと、「まんぷく食堂」や「ミルクホール・クルミ」等のレトロな店が、続いた。
昭和が感じられる建物や雰囲気と、現代が感じられる建物が混在している不思議さを感じさせてくれた。
日比谷の映画街に入ると、その入り口には「ミッドタウン日比谷」の超巨大なビルに目を奪われた。
そのまま街を歩くと、「スカラ座」や「ミユキ座」「東京宝塚」等の劇場がずらっと並んでいた。
帝国ホテル横に見ながら、少し歩くと、日生劇場が目に入ってきた。
日比谷通りに出て、右手を見ると、帝国劇場の大きな看板が見えた。
皇居近くのこの場所では、「帝国」と冠がつく、建物が目に付いた。
帰りに、4日に劇場の幕を下ろすという、「日劇」を訪ねた。
マリオンの11階にあるその劇場は、がらんとした4基の巨大なエスカレータがまばらな人を載せて動いているのが印象的だった。
それにしても、インテリアは優雅で、煌びやかであった。
旧日劇が幕を閉じてから、既に40年、この街はまた一つの転換点を迎えるのであろうか。
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東京駅から行幸通り、和田倉門、二重橋、桜田門、そして日比谷公園に(その135)
1月28日、その日の朝9時少し過ぎに、総武線快速で市川から東京駅に向った。...
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1月28日、その日の朝9時少し過ぎに、総武線快速で市川から東京駅に向った。
昨年の12月7日に整備された新しい「東京の顔」をもう一度確認したかったからだ。
ものの15分もすると、東京駅に着き、丸の内中央口から行幸通りへと出た。
その時間、辺りはガラッとして、人気が少ないように感じた。
行幸通りの真ん中を歩き、皇居の和田倉門から二重橋へと歩いた。
中国人の集団が多いことに気がついた。
更に桜田門へと向かい、門を通り抜けた辺りで、周囲を見渡すと、国会議事堂が視界に入ってきた。
レンガ造りで特徴のある、法務省を横に見ながら、祝田橋付近から日比谷公園へと入った。
花壇には、ほとんど花はなく、枯れたバラが少し見えるばかりであった。
その代り、道に雪が残り、白い花が咲いているようであった。
中央の噴水も、寒々しく水を噴き上げていた。
それでも、時折、道端に花が咲いている様子があった。
木々が重なる辺りには、梅の木に蕾が宿している様子が分かった。
「雲形池と鶴の噴水」辺りでは、個所によっては池に氷が張っている様子も見えた。
鶴の噴水にも、氷のつららが垂れ下がり、余計に寒さを感じさせた。
その池に、中央官庁が入るビルが映り込み、古風な池の景色に、近代的建築物という妙な合成風景を作り出していた。
余りに寒かったので、公園内の「松本楼」で、11時過ぎから珈琲を飲み、そのまま早い昼食をとった。
帰りは、「心字池」を通り、日比谷口から、その公園を出た。
目の前には、完成目前の「日比谷ミッドタウン」のその巨体が気になったので、その周りを歩き、劇場街を往復して、JR有楽町の駅から帰宅の途に就いた。
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