錦秋を求めて「養老渓谷」を巡る(その126)
11月19日、まだ太陽が昇らない、6時16分に市川駅からJR総武快速線に乗り、「養老渓谷」を目指した。...
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11月19日、まだ太陽が昇らない、6時16分に市川駅からJR総武快速線に乗り、「養老渓谷」を目指した。
千葉で、内房線に乗り換え、7時丁度に五井駅に着いた。
五井駅で、7時3分に発車する「小湊鉄道」の上総中野行きに、乗車券を買わないで飛び乗った。
それまでのJRの車両とは違い、オールドファションのデーゼル電車であった。
先ず、その落差に驚かされた。
電車はカーブすると、「キュウキュウ、ギシギシ」と音がする。
2両編成のその電車には、両側の長いすに、ほど良く乗客が座っていた。
出発してすぐに、女性の車掌さんが発券手続きのためにやってきた。
その日は、右側の車窓の奥に、富士山が見えると、その車掌さんがマイクで教えてくれた。
見ると五井の工場の数本の煙突の間に、富士山がそびえていた。
50分ほどそのまま乗ると、「月崎」駅に着いた。今をトキメカす「チバニアン」があるところだ。
その日は、そのまま電車に乗って、2つ目の「養老渓谷」駅で下車した。
改札口を出て、線路を渡り、せっせと歩いて「梅ヶ瀬渓谷」へと向かった。
赤い「宝衛橋」を渡り、短いトンネルを過ぎると、紅いに染まった紅葉も、時折見ることができた。
途中、「チバニアン」を思わせる、断層が綺麗に現れている「地層」を見ることができた。
渓谷に降りると、「日高邸」跡地まで、水の流れの上を、小さな岩や石を頼りに、渡った。
それでも時折、靴の中に水が入ってきた。泥濘もあった。木の弦を頼りに岩を降りたりもした。
そこから、今度は、ほとんど道らしきものが分からないような、上りの山道を息を切って歩いた。
それでも子供や犬を抱えた家族ともすれ違った。1時間も歩いただろうか、「大福山の展望台」辺りに辿り着いた。
その日は、展望台に上らず、そのまま「女ヶ倉」を経由して、「養老渓谷」駅に戻った。
おおよそ、15キロぐらい歩いたのだろうと思った。久しぶりのエキササイズに、足に疲れを感じた。
良いハイキングであった。
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紅葉に染まる成田山に秋の訪れを探しに・・・(その125)
11月12日、その日は朝から快晴であった。...
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11月12日、その日は朝から快晴であった。
9時ごろ、JR総武快速線に乗って「成田」駅まで行った。
JR成田駅を出ると、成田山新勝寺の参道を歩き、山門に出た。
参道には、時代がかった店が両サイドにびっちりと並び、商いをしていた。
山門をくぐり、中に入ると、年代を感じさせる新勝寺の大きな本堂が見えた。
そこから、右に折れ、成田山公園に向かって歩いた。
こんもりとした森の中に入ったが、その辺りでは、まだ紅葉の気配はあまり感じられなかった。
3つある大きな池の方に、坂道を降りてゆくと琴の音色が聞こえてきた。
更に池に近づいて行くと、赤く色付いた紅葉の木々が随所に現れてきた。
池には、大きな錦鯉が何匹も泳いでいた。
その池の水面に、紅葉の赤い枝が綺麗に映っていた。
そんな景色を見ていると、自然と「うーん、来てよかったな」とそう思えた。
秋の中に包まれている様であった。
多くの人が行きかい、スマホやカメラで、そうした情景を収める人が沢山いた。
10時過ぎ頃なのに、凄い人出であった。
錦鯉が泳ぐ池に、紅葉したもみじが綺麗に映り、池の畔からは琴の音が聞こえてきた。
美しい日本の秋が、そこにはあった。
平和堂という大きな構造物の中に、長い階段を上り入っていった。
そこから眺める、成田山も悠久の歴史を感じさせてくれた。
もう一度、池に戻り、琴を演奏している情景を楽しんだ。
奏者もなかなか芸達者であった。
秋を満喫し、その日は帰途に着いた。素晴らしい秋晴れであり、見事な秋であった。
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八千代緑が丘に豪華な「秋の薔薇」を見に行く(その124)
11月5日、その日は朝から快晴であった。...
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11月5日、その日は朝から快晴であった。
9時少し前に、JR市川駅から緩行線で西船橋へ行き、そこから東葉高速線に乗り換え、八千代緑が丘で降り、「京成バラ園」に行った。
9時半ごろには、その入り口に着いた。紫のサルビアが優しく迎えてくれた。
中に入ると、バラ特有の派手な色とりどりの花が咲き乱れていた。
スマホを覗くと、真っ赤な大きな花弁が、緑の枝と共に、真っ青な空の色に映えていた。
原色に近い、その色の組み合わせに先ず、度肝を抜かれた。
「今日は空が青くて、写真が綺麗に撮れるかもしれない」と内心喜んだ。
奥へと進むと、黄色、ピンク、白、オレンジ、ワインレッド等々の豪華な薔薇の花たちが、咲き誇っていた。
中心部分が黄色で、周りが白いものやまさにローズ色といったものまで、その一つ一つに存在感があった。
中には「薫乃(かおるの)」という薔薇の花に、鼻を近づけると、「ウーン」甘いソープの香りがソフトに刺激した。
白いバラに囲まれて、一輪の赤い薔薇の花が、これまたゴージャスに感じた。
最近の新種のバラは、従来の様に一つの枝に一つの花が咲くというスタイルではなく、数個の花を房の様に咲かせるというものが、流行りらしい。
それにしても、バラの花の豪華な存在感は、「凄い」。写真を見てもらうしかない。
秋の薔薇は、春のものに比べて、枯葉の季節に咲く所為か、余計に際立つように思える。
その日の薔薇ツアーのコーディネイターの「薔薇の蘊蓄」を聞くと余計に、バラの魔力に包まれてゆくようなだった。
眼の奥にまで、薔薇の強烈な魅力を残しながら、その花の園を出て、帰り道は駅までの15分ほどその余韻を楽しんで歩いた。
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