迷いに迷って「千葉公園」へ行く(その117)
9月17日、その日の朝はまだ雨は落ちてはなかったが、重い雲が立ち込め、台風の影響を感じさせた。...
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9月17日、その日の朝はまだ雨は落ちてはなかったが、重い雲が立ち込め、台風の影響を感じさせた。
当初は、「マザー牧場」に行って、赤いサルビアを鑑賞するつもりで、9時ごろのJR快速線に乗り、船橋駅で特急「新宿さざなみ」号に乗って、佐貫町まで行くつもりであった。
ところが船橋に着くまでに、空模様は変化してきたので、取敢えず千葉駅まで、そのまま快速線で行くことにした。
千葉駅に着くと、既に小雨が降っていた。どうしようか迷ったが、その日は千葉駅の改札口を出た。
行く当てもなく、案内板を見ると、「千葉公園」が駅の近くにあることを知った。
結構広そうな公園のようだったので、何かあるかも知れないと、コンビニで傘を購入して、その公園に入っていった。
広い池に貸しボートが浮かんでいたが、この天気で人の気配は、ほとんどなかった。
それでも、池沿いに歩いてゆくと、蓮池に辿り着いた。
気がついてみると、大賀博士が発見した「大賀ハス」が群生している池に辿り着いた。
盛りを過ぎた、蓮の葉は半ば枯れていた。
その辺りには、カルガモが数羽戯れており、遠目に赤い花が目に入ってきた。
その辺りに近づいて行くと、真っ赤な曼殊沙華、通称「ヒガンバナ」が群生していた。
その花を見た瞬間、「ああ、秋が来たな」と思わず口ずさんでいた。
その花は、強烈な赤と華奢な形をして、群れを形成していた。
少し歩くと、キバナコスモスが咲き、花なのか葉なのか判別がつかない白い笹のような花も咲いていた。(後日調べたところ、ハツユキソウと呼ぶようだ)
朝顔に似た「ペチュニア」の花も可憐に咲いていた。
紫と白の玉のような形状の花も目に入ってきた。(後日調べたところ、千日紅(センニチコウ)と呼ぶようだ)
花の名前を良く知らないので、その美しさだけをスマホで撮ることになってしまうが、とにかく美しさが目に染みて、その印象を残像の様に描きながら、千葉公園を後にした。
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総武快速線で新橋、そして浜離宮恩賜庭園へ(その116)
9月10日、その日は期待通りの「秋晴れ」とはいかなかったが、概ね晴れといってもよいような天候だった。...
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9月10日、その日は期待通りの「秋晴れ」とはいかなかったが、概ね晴れといってもよいような天候だった。
9時頃、JR市川駅から、総武快速線に乗り新橋駅で降りた。
国道一号線を突っ切って、汐留の高層ビル街を浜離宮へと歩いた。
東京オリンピックに向けて、大規模な工事をしている中を、迂回しながらなんとか、浜離宮恩賜庭園の入り口に辿り着いた。
その日は、一目散に「お花畑」へと急いだ。
まず目に入ってきたのは、キバナコスモスの群生であった。
少し目を横にやると、赤や薄紫のコスモスも綺麗に咲いていた。
その花畑には、白い蝶や蜂が飛びかい、自然の営みを感じさせた。
ここでも、多くの人々がカメラやスマホ向け、その花たちの美しさに没入していた。
花に気を取られてふとスマホにふと目をやると、空に浮かぶ雲と花の対象が、秋らしい構図となって、浮かび上がってくることに気づかされた。
その公園の特徴は、それほどまでに牧歌的な空間の向こう側に、近代的な高層ビルの数々が目に入ってくることである。
秋桜、空、高層ビルという組み合わせが、秋の浜離宮庭園の特徴の一つではないかと思った。
少し公園の中心に向かって歩くと、この公園の中心である池が見えてきた。
その周りを松などが囲み静かな佇まいが感じられ、案内板からは、在りし日の将軍などの息づかいを感じさせた。
今では、だれもが出入りでき、外国人とみられる人々が、日本風の美しさを優雅に鑑賞している様子も感じさせた。
その日は、船着場から遊覧船に乗り、隅田川を遡り、両国まで短い船旅を楽しんだ。
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総武快速に乗って稲毛駅へ、そしてブルーサルビアや秋桜を・・・(その115)
9月3日、その日の早朝は快晴だった。...
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9月3日、その日の早朝は快晴だった。
9時ごろの総武快速線下り電車に乗り、稲毛駅で下車した。
南口の2番停車場からバスに乗り、稲毛の海岸まで行った。
海岸の入り口に「三陽メディアフラワーミュージアム」があり、足を入れると「ブルーサルビアの花」が目に入ってきた。
見慣れない深い紫ブルーのその花の集団に、しばし足を止めざるを得なかった。
目を移すと、白いサルビアも咲き、隣には黄色いコスモスの花も咲いていた。
そこには、赤、白、黄色の草花が、ほど良く配置され、可憐な美しさを感じさせる広い花園が展開されていた。
花ビラには、補給された水の水滴が光っていて、手入れの良さが際立っていた。
しかも、その配置は驚くほど、色彩感やバランスが良く、花の美しい集合体を形成していた。
枝に小さな白い花をつけた集合や小菊ぽい集まりは目に心地よい刺激を与えてくれた。
その花々の上を、蝶や蜂が飛び回っており、「花と昆虫」の園を形成していた。
しばらくスマホで、その花園を撮っていると、白くかわいい子犬を2匹主人公に、背景を可憐でカラフルな花々で堅め写真を撮っているカップルがいた。
何か、童話の中にいるような不思議な感覚を覚えた。
段々空に雲が増えて、曇ってきたが、それでも童話の世界は続いていた。
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