松戸の本土寺から水元公園へ、帰りに車窓から小岩菖蒲園を臨む(その102)
6月4日、その日の朝9時ごろ自宅を出て、JR市川の駅から松戸行きのバスに乗り込んだ。...
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6月4日、その日の朝9時ごろ自宅を出て、JR市川の駅から松戸行きのバスに乗り込んだ。
そのバスに20分ほど乗り、松戸駅に着くとそこから千代田線に乗り、北小金駅で降り、「あじさい寺」として有名な「本土寺」へ行った。
初めて行った古寺であったが、電車を降りて、少し歩くと松の大木に導かれた参道に沿って仁王門をくぐると、左に五重塔、右に宝物殿を見ながら、順路に従って進むと、菖蒲の花が咲いている場所に辿り着いた。
その場所では、特に水が張られた環境の中に、菖蒲の花が咲いているのではなく、一見少し乾いた土の中からその花が咲いているように見えた。
花の咲き具合は、見どころとはいかないまでも、充分に咲き誇っていた。
その周辺を歩くと、紫陽花の花が控え目ではあるが、結構咲いていた。蕾を持ったその花が、咲き誇るとまさに紫陽花寺になるのではないかとという予想を感じさせる風情であった。
この季節でも、紅葉風の葉っぱが、散見でき秋の壮大な景色も想像できた。「紫陽花には少し早かったか」と内心思った。「3週間ほどして、月末にもう一度来よう」と決めて、その花の寺を後にした。
北小金駅に辿り着くと、千代田線で金町駅に出て、水元公園にバスに乗って行った。
サイクリングで、慣れていたので、その広大な公園の中でも、その日は菖蒲の花が咲き誇っている辺りに焦点を絞って足を向けた。
東京ドーム1つ分ぐらいの広さの場所に、菖蒲の花が咲き乱れていた。隣接する場所では、舞台が造られ賑やかな音楽が聞こえていた。ここの菖蒲の園は、とにかく規模が大きいことが特徴であった。
帰り道にバスから遠目で改めて見直すと、そのスケールの大きな美しさが印象的であった。
京成金町駅から高砂駅まで乗って、そのまま市川真間まで帰った。途中電車が江戸川渡る際に、眼下の小岩菖蒲園を見下ろすと、まだ菖蒲の園は咲きそろってないように見えた。
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菖蒲を求めて江戸川沿いの「小岩菖蒲園」、さらに京成電車に乗って「堀切菖蒲園」へ(その101)
5月28日、今月も後3日を残すだけとなった。...
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JR市川から西船で東葉高速に乗り換え、八千代緑が丘へ(その100)
5月21日、その日は朝から気温が高い日だった。...
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5月21日、その日は朝から気温が高い日だった。
市川駅からJRに乗って、西船橋で東葉高速鉄道に乗り換えて、確か5つ目の「八千代緑が丘」駅で降りた。
西船橋では、一度JRの改札口を出て、東京メトロ東西線と直通の東葉高速の改札口にもう一度入り直した。
以前は、そのまま東西線に乗れたのだったが、東葉高速が出来た頃から、改札口の管理が厳しくなったようだ。
八千代緑が丘駅から、誘導路に従って20分ほど歩くと、「ローズガーデン」と銘打ったやちよ京成バラ園に辿り着いた。
午前10時頃だった。その時間でも、園内には既に大勢の人がバラを楽しんでいた。
入り口に入ると、白や赤、ピンク、そして黄色などのバラの彩に包み込まれた。
そして、圧巻だったのは、バラの香りであった。
ブルーシャトウの詩ではないのだが、正に「バラの香りに包まれる」という実感であった。
一気に、その甘い香りに包まれて、別世界に誘われた。
見渡す限り、100を超す種類の豪華絢爛なバラ、ばら、薔薇、が目の前に展開していた。
すれ違う人々の中には、その名前を一つ一つ確認している声も聞こえてきた。
凄い、よく覚えられるものだと、内心感心した。
2千坪ぐらいの敷地に9割のバラ園と残りの地に小川を造り、日本庭園風の空間をこしらえてあった。
随所に、薔薇のアーチがしつらえてあり、バラに囲まれるように遊歩できるようになっていた。
更に、バラの花に接近できるように、小道も随所に造られていた。
眼から入る、華やかなバラの形と色、鼻から匂うその香りにより、バラの世界に浸り、しばらくの別世界を楽しんだ。
耳からは、地元の学生が演奏する音楽が聞こえてきていた。
その音を聞きながら、その日はその花園を後にした。
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