【隅田川シーズンズ】
光の水族館に親子の歓声が響いていた(その168) 9月2日、その日総武線市川駅から、9時19分発の快速線に乗って、品川駅まで行った。
水槽の中で、本物の魚を泳がせ、そこにコンピューターグラフィックを被せて新たな見せ方にもチャレンジしていた。 ミラーと沢山の球体型電飾の光を様々に変えて、幻想的世界の演出にも挑戦していた。 天井まで覆う巨大な水槽の中で、サメが悠々と泳ぎ、大型のエイやマンタが行きかう様相を見ていると、海の中にいるような幻惑に陥った。 赤や青い魚が水の中を気持ちよさそうに遊泳している世界は、一時、現実世界が遠く感じるほどであった。 また、実際の海の中よりも色彩豊かな世界が広がっているように感じた。 広い「イルカショー」の会場では、まだ1時間も先の催しを見るために、沢山の親子連れが席を埋めていた。 どこでも、子供と親が一体となり、感動を共有しているようで、ほほえましい光景であった。 時計を見ると、入ってからものの1時間ほどの時間ではあったが、今まで経験をしなかった新鮮な空間にいたような気分になった。 その日は、そのまま総武快速線で、市川まで帰った。空はどんよりして、小雨がまばらに降っていた。 戻る |