【隅田川シーズンズ】
東大病院の裏手から上野不忍の池へ出る(その197) 3月21日その日の14時ごろ、お茶の水聖橋口から東大病院に見舞いに行った帰り、その裏手の門から外に出ると、そこは不忍の池の入り口であった。
広い池には、カモメと思しき鳥が、所狭しと飛んでいた。風が強く、欄干に止まっている鳥も、風に押され空中に飛び立つ者もいた。 春うららの風の強いその日は、多くの人が春の一時を楽しんでいるかのように感じた。その日の午前中には東京の桜の開花が告げられていた。 少し歩くと、鳥の声が一層激しい一角に遭遇した。鳥の声などというレベルではなく騒々しいと言っても良い程であった。 カモメと雀がごっちゃになって、大きな奇声を上げていた。その様子は動画で見ていただく方が分かりやすいと感じ、早速カメラを向けて撮影した。 木の枝に、数えきれないほどの雀が留まって、盛んにさえずっていた。 弁天堂の方に足を向けると、そこには大勢の観光客が狭い道に広がっていた。 やはり外国人が多いように感じた。 上野の山を上り、西郷像の脇を通って、JR上野駅に向かい、その日の小さな旅を終えた。 戻る |