【隅田川シーズンズ】
「もみじ」の紅葉を求めて、本土寺へ(その234) 12月1日、その日の朝、8時40分頃にJR市川駅から総武緩行線に乗って、西船橋駅まで行き、武蔵野線に乗り換え、更に新松戸駅で千代田線へ乗り換え、隣の北小金駅で降りた。
それでも、中に入ると、木々の紅葉が少しずつ色ずいていた。 奥の池や滝がある周辺に辿り着くと、もみじの色合いが赤く、紅葉が進んででいた。 「もみじ」だけではなく、銀杏などの木々もすっかり紅葉し、綺麗な秋の様相になっていた。 通り過ぎる人々は、みんな、その季節の美しさを満喫し、満足そうであった。 「もみじ」を良く見ると、虫に食われたような穴が空いているものも少なからず目についた。 それでも、少し遠くから見れば、気が付くほどではなかった。 今年は台風19号などに見舞われ、太平洋から潮風がここにも届き、加えて暖秋だったことから、異変があったものと感じられた。 それでも、秋の美しさを求め続けてきた私の眼には、今、秋一番の紅葉のタイミングを得たような感じがした。 兎に角、もみじの数が多く、紅葉の度合いも深く、やっと綺麗な紅葉に出会えたような気がした。 7、8百年の古から、育まれてきた景色に感謝と伴に憧憬の感情を禁じ得なかった。 今年も何とか、「日本の秋の美しさ」に巡り合えて、良かったと深く感じた。 暫らくビデオの撮影をし、出口の方向に歩きだした。 ここの出口は、入り口から一周して同じ山門に帰ってくるので、その辺りでもう一度、撮影をした。 山門を出ると、そのまま帰途に就き、同じルートで、市川駅まで戻った。 ホームで時計を見ると、12時5分前頃であった。 ダウンコートの下に、毛糸の厚いセーターを着こんでいたので、寒さは感じなかった。 戻る |