日本開催２つのＷ杯・ラグビーとバレーボール（8月11日）
この秋同時期に日本で開催される球技の「ワールドカップ」が２つある。一つはアジア初開催となる９月２０日開幕のラグビーワールドカップ２０１９。もう一つはバレーボールのワールドカップバレーボール２０１９である（女子大会９月１４日～・男子大会１０月１日～）。
今月ラグビーの日本代表はＷ杯の前哨戦となるパシフィックネーションズカップ３試合に挑んだ。ここまで格上のフィジー、トンガを撃破し、１０日に最終戦となるアメリカ代表との一戦が行われた。...
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この秋同時期に日本で開催される球技の「ワールドカップ」が２つある。一つはアジア初開催となる９月２０日開幕のラグビーワールドカップ２０１９。もう一つはバレーボールのワールドカップバレーボール２０１９である（女子大会９月１４日～・男子大会１０月１日～）。
今月ラグビーの日本代表はＷ杯の前哨戦となるパシフィックネーションズカップ３試合に挑んだ。ここまで格上のフィジー、トンガを撃破し、１０日に最終戦となるアメリカ代表との一戦が行われた。現在の世界ランキングは日本の１１位に対しアメリカは１３位。開始早々に先取点を奪った日本は前半１２分に福岡堅樹がこの日初のトライを決めてリードを広げる。後半も日本の勢いは止まらず、合計４トライで３４－２０とアメリカを圧倒。大会３連勝で 日本は８年ぶりの３度目となる優勝を果たした。これで今年テストマッチ３連勝の日本。「練習の成果が出ているんじゃないかと思います」上々の結果にこの日２つのトライを決めた主将のリーチ・マイケルからも手応えを感じる言葉が出た。Ｗ杯直前に行われる優勝候補・南アフリカ（９月９日）との壮行試合も楽しみである。
一方、先月から国内で強化合宿を行っているバレーボールの女子日本代表（世界ランク６位）が、埼玉で台湾代表（同３３位）との国際親善試合に臨んだ。試合は終始日本ペースで進み、エースの石井優希、黒後愛らの活躍で３－０と快勝。１１日は若手主体のＢチームが対戦することになっている。この後、日本代表・火の鳥ＮＩＰＰＯＮは１７日からはソウルで行われるアジア選手権に出場する予定だ。６月まで行われたネーションズリーグでは７勝８敗と負け越してしまい、決勝ラウンド進出を果たせなかった。格上チーム相手との対戦では高いブロックにつかまり苦しんだ。また、競った場面でのレセプションの脆さも心配なところだ。Ｗ杯本番までに課題を克服してもらいたい。
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Ｔｏｋｙｏ２０２０・選手村のメニューを公募（8月9日）
あなたが考案した料理を東京五輪・パラリンピックのアスリートが口にするかもしれない。８日、大会組織委員会は選手村の食堂で提供される食事メニューの一部を一般から公募することを明らかにした。公式ホームページ上に寄せられた中から５つのメニューが選ばれる予定だ。
今月５日には初めて全体のイメージ図も公開された選手村。その広さは４４ヘクタール。最大１８階建ての宿泊棟は全部で２１棟が建設される。大会後には改修のうえ民間に分譲されるが、周囲に高級タワーマンションが立ち並ぶ晴海地区だけに大変な人気を集めているようだ。...
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あなたが考案した料理を東京五輪・パラリンピックのアスリートが口にするかもしれない。８日、大会組織委員会は選手村の食堂で提供される食事メニューの一部を一般から公募することを明らかにした。公式ホームページ上に寄せられた中から５つのメニューが選ばれる予定だ。
今月５日には初めて全体のイメージ図も公開された選手村。その広さは４４ヘクタール。最大１８階建ての宿泊棟は全部で２１棟が建設される。大会後には改修のうえ民間に分譲されるが、周囲に高級タワーマンションが立ち並ぶ晴海地区だけに大変な人気を集めているようだ。７日に発表された競争倍率は最上階の１億円クラス物件で７０倍を超えているらしい。
さて、食事に話を戻そう。選手に飲食を提供する食堂は「メインダイニングホール」（４５００席）が中心となるが、今回メニューが募集されるのは日本食や日本の地域特産物を活用した「カジュアルダイニング」である。こちらは複合施設内に４００席を備え、大会期間中は１日３０００食を提供するという。東日本大震災の被災地や東京の食材を活用し、日本の食を堪能してもらうことができるようになっているのが特色。この「東京2020みんなのフードプロジェクト」の募集期間は９月６日まで。共催パートナーの食品メーカーや栄養学の関係者に加え、現役のアスリートらが選考委員を務める予定だ。
公式サイトのメニュー参考例には豚汁や唐揚げのほか、ミルクプリンや肉団子のケチャップ炒めなども紹介されている。いま世界で人気が広がっている伝統的な和食だけでなく、多様な日本の食文化を知ってもらう機会となってほしい。
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21歳の夏・バスケ・八村塁と柔道・阿部一二三（8月8日）
今月末、中国・深センで開幕するバスケットボールワールドカップ２０１９。２１年ぶりに出場を決めた男子日本代表の激励会が７日、都内で行われた。出席したキャプテンの篠山竜青は「みなさん一緒に盛り上げて下さい」と挨拶。日本バスケットボール協会の三屋裕子会長も「可能性のあるバスケット界を我々は精一杯作っていきたい」と決意を述べた。
先月２０日には日本代表合宿中に司令塔の富樫勇樹が右手薬指を骨折。日本初の１億円プレーヤーが全治２か月の大けがでＷ杯出場が不可能になってしまった。...
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今月末、中国・深センで開幕するバスケットボールワールドカップ２０１９。２１年ぶりに出場を決めた男子日本代表の激励会が７日、都内で行われた。出席したキャプテンの篠山竜青は「みなさん一緒に盛り上げて下さい」と挨拶。日本バスケットボール協会の三屋裕子会長も「可能性のあるバスケット界を我々は精一杯作っていきたい」と決意を述べた。
先月２０日には日本代表合宿中に司令塔の富樫勇樹が右手薬指を骨折。日本初の１億円プレーヤーが全治２か月の大けがでＷ杯出場が不可能になってしまった。さらに今月２日には、ＮＢＡメンフィスの渡邊雄太も右足首を負傷している。心配されるが本人は激励会で「いまはトレーナー陣とコミュニケーションを取りながら直すことを専念したいと思います」と話している。
この日の主役は八村塁だった。今回のイベントはスポンサー契約を結んだソフトバンクによるもの。同会場では八村の同社の高速通信「５Ｇ」キャラクター就任も発表された。八村は「僕の持ち味を見せられたらいいなと思います」と意気込みを語る。なおソフトバンクからは連盟に支援金３億円が贈呈された。日本代表はＷ杯に先駆け、国内で２２日から国際親善試合に臨む。
同日、都内ではもう一つの壮行会が開催されていた。２５日開幕の世界柔道選手権に向けた柔道日本代表の壮行式だ。注目は大会三連覇がかかる男子６６キロ級の阿部一二三。阿部は「一本を取りにいく柔道で豪快に圧倒的に優勝したい」と宣言。妹の阿部詩とのアベック連覇にも期待がかかる。実は阿部一二三と八村塁は同学年の２１歳。この夏、日本スポーツ界の未来を担う二人のアスリートの活躍に注目したい。
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熱戦プロ野球・両リーグとも首位チームに異変（8月7日）
プロ野球は各チームほぼ１００試合を消化してペナントレースも佳境に差し掛かってきたところだ。７月上旬の時点ではセ・パともに首位チームの独走状態だったが、異変が起きている。
先ずはセ・リーグ。交流戦明けに７連勝と好スタートし、７月１５日時点では２位以下に１０ゲーム差をつけてセ球団の貯金を独り占めする勢いを見せていたジャイアンツだが、８月は未だ勝ち星がない。７月３１日以来５連敗でついに２位ベイスターズとのゲーム差は０．５になった。...
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プロ野球は各チームほぼ１００試合を消化してペナントレースも佳境に差し掛かってきたところだ。７月上旬の時点ではセ・パともに首位チームの独走状態だったが、異変が起きている。
先ずはセ・リーグ。交流戦明けに７連勝と好スタートし、７月１５日時点では２位以下に１０ゲーム差をつけてセ球団の貯金を独り占めする勢いを見せていたジャイアンツだが、８月は未だ勝ち星がない。７月３１日以来５連敗でついに２位ベイスターズとのゲーム差は０．５になった。６日、連敗ストップを託されてマウンドに上がったのは今季初先発の野上亮磨。だがドラゴンズ・福田永将に先制ソロを浴び４回で降板。打線もジャイアンツ戦の防御率１点台と滅法強い大野雄大らの前になす術なく完封リレーを喫し、今シーズンワーストの６連敗となった。
追うベイスターズとカープは２位３位の直接対決。ベイスターズが２回に３点を先制すると、カープの１番・西川龍馬が逆転の２ランをレフトスタンドに叩き込んだ。広島先発のアドゥワは７回を投げ、８－４でカープが試合をものにした。この結果、順位は変わらないものの１位ジャイアンツから３位カープまでのゲーム差は１．０にまで縮まった。ベイスターズ、カープ共に今季は二桁の連敗を記録したが、ここに来て猛烈な追い上げを見せてきている。
一方のパ・リーグも７月９日時点でホークスは最大１７の貯金があり、２位以下を大きく引き離していた。ところが中旬以降、ファイターズが猛追。７月３１日にはゲーム差０．５にまで迫られてしまう。続く１日からの首位攻防戦ではホークスが２勝１敗と勝ち越し、何とか首位をキープしたが、６日も苦手のマリーンズにサヨナラ負けとなかなか上昇気流に乗れずにいる。
セは来週にマツダスタジアムでのジャイアンツとカープの３連戦が控える。パも今週末から再びホークスｖｓファイターズの首位攻防戦が予定されている。このお盆の決戦がペナントの行方を大きく左右するかもしれない。
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夏の甲子園開幕・優勝候補注目選手をピックアップ（8月6日）
いよいよ、令和初の夏の甲子園となる第１０１回全国高校野球選手権大会が開幕した。選手宣誓は今大会３校ある初出場のうちの一つ、愛知県の誉高校。林山侑樹主将はこれまでの大会の歴史に触れ、感謝の気持ちと共に「たくさんの思いが込められ、重く輝くバトンを託された私たちは、この１０１回目の大会を記憶に残る大会にすることを誓います」と高らかに宣言した。また、開幕試合となった誉と青森の八戸光星の始球式は侍ジャパン内野守備走塁コーチ・井端弘和（元中日ドラゴンズ）が務めた。...
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いよいよ、令和初の夏の甲子園となる第１０１回全国高校野球選手権大会が開幕した。選手宣誓は今大会３校ある初出場のうちの一つ、愛知県の誉高校。林山侑樹主将はこれまでの大会の歴史に触れ、感謝の気持ちと共に「たくさんの思いが込められ、重く輝くバトンを託された私たちは、この１０１回目の大会を記憶に残る大会にすることを誓います」と高らかに宣言した。また、開幕試合となった誉と青森の八戸光星の始球式は侍ジャパン内野守備走塁コーチ・井端弘和（元中日ドラゴンズ）が務めた。
大会運営において、大きな課題となるのが熱中症対策だ。昨日は全国の観測点のうち１８６か所で猛暑日となった。熱中症で搬送される件数も急増されている。開会式では今年も入場行進後に水分補給の時間が確保されたほか、甲子園球場ではエアコンを増設し、入場口にも扇風機が設置された。また、今大会では日程に大きな変更点がある。休養日が従来の１日から２日間に拡大されたことだ。準々決勝の翌日に加えて準決勝の翌日にも休養日が設けられたのは、選手の負担軽減の意味でも英断と言えよう。
ここで注目校の顔ぶれについても見ておきたい。３１日の記事では奥川恭伸を擁する星稜を取り上げたが、どちらかと言えば打高投低なのが今大会の特徴だろう。優勝候補と目されるのは４年ぶりの出場、東海大相模（神奈川）。合計１０２ＨＲを誇る２年生トリオ（鵜沼・山村・西川）による打線の破壊力は出場校中トップクラスだ。智弁和歌山も１年生ながら４番を任された徳丸天晴らの強力打線が魅力。昨夏８強入りした近江（滋賀）も住谷湧也が攻撃の核となるだろう。球児たちの闘いが列島をさらに熱くさせそうだ。
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