自らの限界を突破・池江璃花子東京五輪代表へ(4月5日)
「自分がすごく辛くてしんどくても、努力は必ず報われるんだなというふうに思いました」白血病から競技に復帰した競泳の池江璃花子が4日、東京オリンピック代表の切符を掴みとった。
3年ぶりの出場となった日本選手権。女子100mバタフライ決勝に全体3位のタイムで臨んだ池江は、スタートで出遅れたものの徐々に追い上げて前半を2位で通過。57秒77の好タイムで優勝を果たした。メドレーリレーの派遣標準記録を突破し、見事東京五輪代表に内定した。...
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「自分がすごく辛くてしんどくても、努力は必ず報われるんだなというふうに思いました」白血病から競技に復帰した競泳の池江璃花子が4日、東京オリンピック代表の切符を掴みとった。
3年ぶりの出場となった日本選手権。女子100mバタフライ決勝に全体3位のタイムで臨んだ池江は、スタートで出遅れたものの徐々に追い上げて前半を2位で通過。57秒77の好タイムで優勝を果たした。メドレーリレーの派遣標準記録を突破し、見事東京五輪代表に内定した。
レース直後は嗚咽が止まらなかった。プールサイドに上がり会場に一例をするとアクアティクスセンターに万雷の拍手が巻き起こった。レース後には「自分が勝てるのはずっと先のことかと思っていた」と心情を吐露。許年8月の復帰後から目標をパリ五輪代表に据えて戦ってきたが、これほどまでのスピード復帰を実現させるとはやはり自分自身でも予測はしていなかったのだろう。奇跡の復活に海外からも祝福の声が。親友のリオ五輪バタフライ金メダル・サラショーストロムやオリンピック公式ツイッターからも池江を称賛する書き込みが続いた。
この6日前には、化粧品ブランドが手がけた池江の動画「センターレーン」(監督・是枝裕和)が公開されたばかり。ブランドテーマの「♯CHANGEDESTINY~運命を変えよう」。そこには「運命は自らの選択で切り拓ける」というメッセージを込められている。どんな残酷な試練であってもそれを乗り越えようとする姿は尊い。20歳の天才スイマーは自らの力で未来への扉をこじ開けてみせた。
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メジャー開幕・日本人選手たちの今季初戦は?(4月4日)
4月1日(日本時間2日)、海の向こうMLBもオープニングゲーム。日本人メジャーリーガーたちの2021シーズンが幕を開けた。
今季は史上初めてパドレス・ダルビッシュ有とツインズ・前田健太による日本人投手の同日開幕投手が実現。移籍1年目で2年連続の開幕投手となったダルビッシュは立ち上がりに連打を喫し1点を失ったものの、味方打線が逆転し、4回に6-1と5点リードとなった。しかし、勝ち投手の権利がかかった5回に2本のホームランを浴び降板。...
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4月1日(日本時間2日)、海の向こうMLBもオープニングゲーム。日本人メジャーリーガーたちの2021シーズンが幕を開けた。
今季は史上初めてパドレス・ダルビッシュ有とツインズ・前田健太による日本人投手の同日開幕投手が実現。移籍1年目で2年連続の開幕投手となったダルビッシュは立ち上がりに連打を喫し1点を失ったものの、味方打線が逆転し、4回に6-1と5点リードとなった。しかし、勝ち投手の権利がかかった5回に2本のホームランを浴び降板。後続の投手も打ち込まれ逆転されてしまう。試合はパドレスが8-7で勝利したもののダルビッシュに勝敗は付かなかった。
また、メジャー6年目で初の開幕投手を務めた前田は味方のエラーなどもあり6安打2失点。5回途中で交代し、今季初勝利とはならなかった。
OP戦で高打率をマークしたエンゼルスの大谷翔平はホワイトソックスとの開幕戦に2番DHで出場。第1戦は快音が聞かれなかったが、第2戦で3打席連続三振の後の最終打席で2ランホームラン。今季初ヒット&打点をマークした。日本時間5日は投手での先発が予定されている。
マリナーズ・菊池雄星はジャイアンツ戦で今季初先発。自己最多タイの10奪三振と好投したものの、6回に同点となる2ランを打たれ初勝利は持ち越しに。また、今季レッドソックスに移籍した澤村拓一はオリオールズ戦の9回にメジャー初登板。3点ビハインドの場面での登板だったが、打者4人を相手に被安打1奪三振1で無失点に抑えている。レンジャーズの有原航平もロイヤルズ戦でメジャー初先発。5回を6安打3失点のピッチングで勝敗は付かなかった。
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選抜高校野球・東海大相模が令和初の王者に!(4月2日)
2年ぶりに開催された春のセンバツ・第93回選抜高校野球大会。決勝は10年ぶりの優勝を狙う神奈川・東海大相模と、春夏通じて初の決勝進出を果たした大分・明豊との一戦となった。
準決勝で15奪三振の好投手、石田を擁する東海大相模は準決勝までの4試合で3つの完封勝利。対する明豊は3試合が1点差での勝利と接戦をものにして勝ち上がってきた。対照的な2校の対戦は白熱した好ゲームとなったが、劇的なサヨナラ勝ちで東海大相模が3度目の頂点に立った。...
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2年ぶりに開催された春のセンバツ・第93回選抜高校野球大会。決勝は10年ぶりの優勝を狙う神奈川・東海大相模と、春夏通じて初の決勝進出を果たした大分・明豊との一戦となった。
準決勝で15奪三振の好投手、石田を擁する東海大相模は準決勝までの4試合で3つの完封勝利。対する明豊は3試合が1点差での勝利と接戦をものにして勝ち上がってきた。対照的な2校の対戦は白熱した好ゲームとなったが、劇的なサヨナラ勝ちで東海大相模が3度目の頂点に立った。敗れはしたものの明豊も5試合で失策ゼロという堅実な守備が光った。
今大会で特筆すべきは初めて導入された「球数制限」だ。準決勝以降、1人のピッチャーが直近の1週間に投げられる球数を500球以内とする措置で、準決勝での選手起用が大きく左右された。この影響でナンバー1投手の呼び声が高かった中京大中京の右腕・畔柳はリリーフでの起用となった。代わりに先発した投手が4回途中まで5失点を喫した後に登板して残りのイニングを無失点で抑えたが、球数制限の縛りが無ければ当然先発していたはずで、勝負の行方は分からなかったかもしれない。甲子園ではかつて一大会で700球を超えて連投したピッチャーもいたが、今後はこうした光景は過去のものとなっていくのだろう。
何より良かったのは新型コロナ対策下で行われた大会が無事に全日程を終えられたということ。バレーボールの春高では前年王者が試合直前に棄権を余儀なくされる悲劇があったが、期間中一校も感染者を出さず、球児たちが悔いなくプレーできたのは最大の収穫であった。
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ヤクルト、コロナ陽性者発生により主力が離脱(4月1日)
コロナ禍のなか開幕したプロ野球は2カード目に突入。31日には大阪で600人に迫るか新規感染者が確認され新型コロナの第4波が懸念されるなか、観客を1万人に限定しながら開催されている。政府は大阪市を緊急事態宣言に準じた対策を可能とする「まん延防止等重点措置」(まん防)の適用とする方向で、感染者急増が続く兵庫、宮城などでも検討に入ったとされる。まん防が適用となれば飲食店の時短営業は8時まで前倒しとなるが、現在球場内でのアルコール類や食事を提供している球団にとっても少なからぬ影響が出ると思われる。...
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コロナ禍のなか開幕したプロ野球は2カード目に突入。31日には大阪で600人に迫るか新規感染者が確認され新型コロナの第4波が懸念されるなか、観客を1万人に限定しながら開催されている。政府は大阪市を緊急事態宣言に準じた対策を可能とする「まん延防止等重点措置」(まん防)の適用とする方向で、感染者急増が続く兵庫、宮城などでも検討に入ったとされる。まん防が適用となれば飲食店の時短営業は8時まで前倒しとなるが、現在球場内でのアルコール類や食事を提供している球団にとっても少なからぬ影響が出ると思われる。これらの地域のホーム球団(阪神タイガース、オリックスバファローズ、楽天イーグルス)からは今のところまだ公式なアナウンスはない。
31日には東京ヤクルトスワローズでチーム内での感染の感染者が確認された。球団は西田明央捕手とスタッフ1人が新型コロナ陽性判定を受けたと発表。現在2人は隔離措置をとっており、今後は保健所の指示に従い対応するという。濃厚接触の可能性のある選手は4名で、山田哲人、青木宣親、内川聖一、西浦直亨、スアレスは登録抹消となった。うち青木と内川が濃厚接触者と特定され、2週間の自宅隔離となる。
チーム内でコロナ感染者が発生し、主力メンバーが出場できなくなったのは昨シーズンの千葉ロッテマリーンズ以来。この時は7選手とスタッフら4名の計11名が陽性と判定され離脱を余儀なくされ、終盤のペナント争いで失速した。今回スワローズは残されたメンバーが奮起してベイスターズに勝利した。感染が拡大することなく選手らが無事に戦列に復帰することを祈りたい。
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鍵山優真、羽生結弦らが世界選手権から帰国(3月31日)
30日、フィギュアスケートの世界選手権が行われたスウェーデンから羽生結弦と宇野昌磨が同じ便で羽田空港に到着した。2人は空港で抗原検査を受けたが、ともに陰性判定だった。その後それぞれ専用車両で隔離のためのホテルへ向かった。羽生は「しっかり隔離されます」と笑顔で報道陣に応えた。
4大会ぶり3度目の優勝を目指していた羽生はショートではトップの得点をマーク。ライバルのネイサン・チェンは転倒するミスがあり3位と出遅れた。...
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30日、フィギュアスケートの世界選手権が行われたスウェーデンから羽生結弦と宇野昌磨が同じ便で羽田空港に到着した。2人は空港で抗原検査を受けたが、ともに陰性判定だった。その後それぞれ専用車両で隔離のためのホテルへ向かった。羽生は「しっかり隔離されます」と笑顔で報道陣に応えた。
4大会ぶり3度目の優勝を目指していた羽生はショートではトップの得点をマーク。ライバルのネイサン・チェンは転倒するミスがあり3位と出遅れた。しかし、翌日のフリーの演技では5本の4回転をすべて成功させたチェンに対し、羽生は2本の4回転で手をつく減点があったほか、得意のトリプルアクセルで着氷が乱れてしまい得点が伸びず3位という結果に終わった。
それでも大会後のリモート会見では「点数以上にトレーニングしてきたことが間違いなかったな、という感触もあった」と収穫を語る。自身の最終目標について「五輪での金メダルではなく史上初の4回転半を成功させること」と明言した羽生。前人未到の高みを目指す孤高の闘いはこれからも続くことだろう。
一方、同日関西国際空港着の航空機で帰国した鍵山優真。坂本花織や紀平梨花とともに抗原検査を終え、無事に入国を果たした。初出場の大舞台で日本人最上位の2位に入った鍵山。17歳でのメダル獲得は羽生に並ぶ快挙達成だ。会見では「ただただびっくりしているのと嬉しいのが半々」と初々しい反応を見せていたが、北京五輪に向け表彰台入りを目標に掲げた。300日余りに迫る決戦の場に向けて、新旧2人のスケーターはそれぞれの理想のスケートを完成させるべくトレーニングに励むこととなる。
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