【風の流れ】
※2022年2月、更新を終了しています
COP26閉幕・“平均気温の上昇1.5度に”従来より踏み込む(11月14日)
英国で開かれていた国連の気候変動対策の会議・COP26は、成果文書を採択して閉幕した。
COP26・シャルマ議長は「グラスゴーで歴史がつくられた」と述べた。会期を1日延長して13日に成果文書を採択し閉幕した。 成果文書では、「世界の平均気温の上昇を1.5度に抑える努力を追求することを決意する」と明記され、「この10年間での行動を加速する必要がある」とした。6年前に採択された気候変動対策「パリ協定」では、気温上昇を2度未満に保ち、1.5度は努力目標とされていたが、専門家からは「1.5度に抑えることが世界の新たな共通目標となった」として、評価する声も上がっている。...
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関係修復へ・米中首脳会談開催へ・初のオンライン形式で(11月13日)
米国・ホワイトハウス・サキ報道官は12日声明を発表し“バイデン大統領と中国・習近平国家主席によるオンラインでの首脳会談が米国東部時間の15日(日本時間の16日)に行われる”と発表した。
両首脳がオンラインで顔を合わせる形式の会談は初めてとなる。 米国は“最大の競合国”と位置づけ向き合う上で“新たな冷戦は望まない”とし”衝突ではなく競争を望む”とする姿勢だが安全保障や先端技術などをめぐり両国の緊張が高まる中で関係修復に向けたきっかけとなるかが焦点となる。 中国共産党「歴史決議」を採択(11月12日)
中国共産党はきのうまで開いた重要会議でこれまでの党の歴史を総括する「歴史決議」を採択し、党トップとして異例の3期目入りを目指す習近平国家主席の権威をさらに高めるねらいがあるとみられる。
「6中全会」閉会後の討議の結果をまとめたコミュニケを発表した。 習近平国家主席が党のトップに就任して以降を「新時代」と位置づけている。「習近平同志を党中央の核心として確立したことは中華民族の偉大な復興の歴史的過程に決定的な意義を持つ」として、習主席の指導的地位を際立たせている。 2040年排出ガス車ゼロ・23か国合意も日米独など見送り(11月11日)
英国・グラスゴーで開かれている国連の気候変動対策の会議、COP26で、議長国英国は、2040年までに、世界の新車販売を、EV電気自動車などの排出ガスを出さない車にする目標をまとめ、20か国以上が合意したと発表した。
ただ、自動車産業が大きい、日本や米国、ドイツなどは参加を見送った。自動車の主要市場では2035年、世界全体では2040年までに、ガソリン車やハイブリッド車など、内燃機関を使った新車の販売を停止し、排出ガスを出さないEVや燃料電池車に移行するとしている。...
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COP26・閣僚級会合始まる(11月10日)
COP26は、日本時間の今日未明から閣僚級による会合が始まり、先週の首脳級会合に首脳級が出席しなかった国が演説し気候変動対策の取り組みを表明した。
COP26は、成果文書の採択を目指し今月12日の会期末まで詰めの協議が行われる見通しである。 ロシア・オベルチュク副首相は「技術や資金へのアクセスを妨げるような差別や制限があれば目標達成はない」と強調した。 ヨーロッパ委員会・ティメルマンス副委員長は「COP26はともに議論し成功する場にしなければならない」と述べた。...
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