※2022年2月、更新を終了しています
日本のミサイル迎撃システムも更に高度化へ(6月12日)
防衛省は北朝鮮の弾道ミサイルに対し、大気圏外で迎撃するミサイル搭載のイージス艦と、大気圏内で迎撃する地上配備型ミサイル「PAC3」を組み合わせ防衛態勢をとっている。
防衛省はミサイル防衛の強化に向け、地上配備型でイージス艦と同様の能力の「イージスアショア」や、「PAC3」よりも高い高度で迎撃できる「THAAD」を導入した場合の費用対効果などを検討している。
イージスアショアについては、自民党内に導入を支持する意見がある。...
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防衛省は北朝鮮の弾道ミサイルに対し、大気圏外で迎撃するミサイル搭載のイージス艦と、大気圏内で迎撃する地上配備型ミサイル「PAC3」を組み合わせ防衛態勢をとっている。
防衛省はミサイル防衛の強化に向け、地上配備型でイージス艦と同様の能力の「イージスアショア」や、「PAC3」よりも高い高度で迎撃できる「THAAD」を導入した場合の費用対効果などを検討している。
イージスアショアについては、自民党内に導入を支持する意見がある。一方防衛省内には、THAADを導入すればより多層的な態勢が構築できるとの指摘もある。
防衛省は新たな迎撃システムの導入について、北朝鮮のミサイル技術の進展を踏まえ、将来的に必要となる迎撃能力なども見極めたうえで、今年夏までをめどに判断したいとしている。
北朝鮮のミサイル開発は、速い速度で進んでいる。日本としても迎撃システムを更に高度化する段階にある。
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英国保守党・北アイルランド地域政党から閣外協力を得ることで大筋で合意(6月11日)
英国の首相官邸の報道官は、総選挙で過半数割れした与党・保守党が北アイルランドの地域政党・DUP(民主統一党)から閣外協力を得ることで大筋で合意したと発表した。
合意の詳しい条件は明らかにしなかった。DUPはEU離脱をめぐり、メイ首相の方針に疑問を示したことがあり、野党勢力は合意の内容を直ちに公開するよう圧力を強めている。
カトリック系とプロテスタント系の住民の間で紛争の歴史を持つ北アイルランドで、プロテスタント系のDUPが政権に一定の影響力を持てば、2つの勢力のバランスが崩れると懸念する声も出ていて、新政権が発足してもメイ首相は厳しい政権運営を迫られることになりそう。
トランプ大統領・来月ポーランド訪問(6月10日)
ホワイトハウスは9日、トランプ大統領が来月ドイツで開かれるG20(主要20か国サミット)の前にポーランドを訪問すると発表した。
ヨーロッパで最も緊密な同盟国の1つであるポーランドに対し、米国の確固たる安全保障の関与を再確認し、NATO(北大西洋条約機構)の集団防衛を強化するのがねらいだとしている。
ルーマニアの大統領との会談後、トランプ大統領は「米国はNATOの集団防衛を定めた第5条への責任を果たす」と述べた。...
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ホワイトハウスは9日、トランプ大統領が来月ドイツで開かれるG20(主要20か国サミット)の前にポーランドを訪問すると発表した。
ヨーロッパで最も緊密な同盟国の1つであるポーランドに対し、米国の確固たる安全保障の関与を再確認し、NATO(北大西洋条約機構)の集団防衛を強化するのがねらいだとしている。
ルーマニアの大統領との会談後、トランプ大統領は「米国はNATOの集団防衛を定めた第5条への責任を果たす」と述べた。
NATOの北大西洋条約第5条は集団的自衛権の行使が規定され、米国大統領は歴代「第5条の責任を果たす」と明確にしてきた。
トランプ大統領は先月、NATO首脳会議の演説で第5条について明言せず、ヨーロッパの同盟国の間で波紋が広がっていた。今回の発言は東ヨーロッパの集団防衛に積極関与の姿勢を強調し同盟国の懸念を払拭したい狙いとみられる。
ロシアゲートが一服した今、トランプ大統領は次の一手をどう打つか、世界の注目が集まっている。
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英国総選挙結果・今後英国の政治情勢は混沌とする可能性が(6月9日)
英国総選挙は午前6時に投票が終了した。BBCは出口調査に基づく予想として与党保守党が第一党となるものの、過半数の326議席は維持できない見通しだと伝えた。
また、外国為替市場ではEUのEU離脱交渉への影響を懸念し、ポンドを売る動きが出て、約1カ月半ぶりの安値まで値下がりした。
選挙期間中にテロ事件などが相次いだため、各党の治安対策にも関心が集まった。労働党・コービン党首は「いかなる手段も警察に認める」と述べた。...
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英国総選挙は午前6時に投票が終了した。BBCは出口調査に基づく予想として与党保守党が第一党となるものの、過半数の326議席は維持できない見通しだと伝えた。
また、外国為替市場ではEUのEU離脱交渉への影響を懸念し、ポンドを売る動きが出て、約1カ月半ぶりの安値まで値下がりした。
選挙期間中にテロ事件などが相次いだため、各党の治安対策にも関心が集まった。労働党・コービン党首は「いかなる手段も警察に認める」と述べた。
間もなく、明らかになる総選挙の結果を受けて、英国の政治情勢は流動化すると考えられる。
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注目される・今夜のコミー前長官の証言(6月8日)
トランプ大統領に解任されたFBI連邦捜査局のコミー前長官が日本時間の今夜、公聴会で証言をするのを前に書面を提出し、在任中はトランプ大統領から元側近への捜査をやめるよう求められたことを感じたことがあったと明らかにした。
去年の米国大統領選挙におけるトランプ陣営とロシアの関係を巡りFBIの捜査が続く中、先月トランプ大統領に突然解任されたFBI・コミー前長官が日本時間今夜、解任後初めて議会上院の公聴会で証言を行う。...
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トランプ大統領に解任されたFBI連邦捜査局のコミー前長官が日本時間の今夜、公聴会で証言をするのを前に書面を提出し、在任中はトランプ大統領から元側近への捜査をやめるよう求められたことを感じたことがあったと明らかにした。
去年の米国大統領選挙におけるトランプ陣営とロシアの関係を巡りFBIの捜査が続く中、先月トランプ大統領に突然解任されたFBI・コミー前長官が日本時間今夜、解任後初めて議会上院の公聴会で証言を行う。
コミー氏が議会に提出した書面が公表された。
それによるとトランプ大統領は辞任したフリン前大統領補佐官についてロシアとの関係では「何も悪いことはしていない。フリン氏は良いやつだ、この件は放っておいてほしい」と話したという。
コミー氏は「私は大統領がフリンに対する捜査をやめるよう求めていると理解した」としている。
一方、コミー前長官は「この際、みずからの陣営とロシアの関係巡る捜査全体を話しているとは受け止めなかった」としている。
コミー前長官は1月に、大統領からFBI長官にとどまりたいか尋ねられ“任期を務めたい”と答えたところ、大統領に「私が必要とし期待しているのは忠誠心だ」と言われたという。
コミー前長官がトランプ大統領とのやり取りを明らかにしたのは初めてで8日の公聴会では焦点となっている捜査妨害があったかどうかめぐり質問が集中しそう。
一方、トランプ大統領はFBI新長官に司法省の元高官・クリストファーレイ氏を起用するとツイッターで発表した。
トランプ大統領は「議会上院が承認すればレイは再び、強力な法の番人としてこの国を使えるだろう」と強い期待を示している。
今夜のコミー前長官の証言が注目される。
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