【風の流れ】
米軍と韓国軍は合同軍事演習を今日から開始(8月21日)
米軍と韓国軍は合同軍事演習「ウルチフリーダムガーディアン」を毎年この時期に韓国で実施している。朝鮮半島有事を想定し、指揮系統の連携など図上演習が中心となる。
今年は今日から31日までの日程で、米国軍から1万7500人、韓国軍から約5万人が参加する。
演習について北朝鮮は昨日、国営メディアで“火に油を注ぐように情勢をさらに悪化させる”などと強く反発した。
北朝鮮・キムジョンウン朝鮮労働党委員長は、米国グアム島周辺に向けた弾道ミサイルの発射計画の報告を受けた際“米国の行動をもう少し見守る”と述べ、トランプ政権の出方を見極める姿勢も示している。...
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米軍と韓国軍は合同軍事演習「ウルチフリーダムガーディアン」を毎年この時期に韓国で実施している。朝鮮半島有事を想定し、指揮系統の連携など図上演習が中心となる。
今年は今日から31日までの日程で、米国軍から1万7500人、韓国軍から約5万人が参加する。
演習について北朝鮮は昨日、国営メディアで“火に油を注ぐように情勢をさらに悪化させる”などと強く反発した。
北朝鮮・キムジョンウン朝鮮労働党委員長は、米国グアム島周辺に向けた弾道ミサイルの発射計画の報告を受けた際“米国の行動をもう少し見守る”と述べ、トランプ政権の出方を見極める姿勢も示している。
しかし、北朝鮮は去年8月の演習期間中、SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)を日本海に向けて発射した経緯もあり、米韓両軍は“北朝鮮が新たな挑発に踏み切るおそれもある”とし、警戒と監視を強化することにしている。
韓国を訪れている米国太平洋軍・ハリス司令官は昨日“北朝鮮の脅威から韓国を守るという米国の約束に変わりはない。
いつでも戦える態勢を維持している”と述べ、改めて北朝鮮を牽制した。
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白人至上主義に反対する抗議集会・ボストンで4万人集まる(8月20日)
米国ではトランプ大統領が孤立を深めるきっかけとなった白人至上主義をめぐる衝突事件が起きてから1週間となるのに合わせて各地で抗議集会が行われ、ボストンでは約4万人が集まって人種差別への反対を訴えた。
一方、この事件への対応をめぐってトランプ大統領は当初明確に白人至上主義を非難をしなかったことから批判をあび、政権の助言機関のメンバーが次々に抗議して辞任するなど、孤立を深めている。
この日の集会についてトランプ大統領は「偏見や憎しみに対して声を上げた多くの人達を称賛したい」とツイッターに投稿し、人種差別を容認しない姿勢をアピールした。...
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米国ではトランプ大統領が孤立を深めるきっかけとなった白人至上主義をめぐる衝突事件が起きてから1週間となるのに合わせて各地で抗議集会が行われ、ボストンでは約4万人が集まって人種差別への反対を訴えた。
一方、この事件への対応をめぐってトランプ大統領は当初明確に白人至上主義を非難をしなかったことから批判をあび、政権の助言機関のメンバーが次々に抗議して辞任するなど、孤立を深めている。
この日の集会についてトランプ大統領は「偏見や憎しみに対して声を上げた多くの人達を称賛したい」とツイッターに投稿し、人種差別を容認しない姿勢をアピールした。その一方で、警察に敵対する扇動者たちが大勢いるようだと揶揄するようなコメントをしていて、批判が収まるかは不透明な状況になっている。
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新たな段階を迎える自衛隊の役割(8月19日)
政府はワシントンで開かれた日米の外務防衛閣僚会議(2プラス2)を受けて防衛能力を強化するため自衛隊の役割の拡大に向けた具体的な検討を急ぐとともに、新型の迎撃ミサイル導入の準備を進めることにしている。
北朝鮮による核、ミサイル開発や中国による海洋進出などに切れ目なく対応できるように防衛能力を強化するため自衛隊の役割を拡大することで一致した。
防衛省はイージス艦と同様の能力のある新型迎撃ミサイルシステム・イージスアショアを導入する方針で米国側と費用面で調整をすすめ、配備する候補地など検討に入りたいとしている。
トランプツイッター・「美しい銅像やモニュメントが撤去悲しい」物議呼ぶ(8月18日)
米国では12日、南部バージニア州で白人至上主義などを掲げるグループと、これに抗議するグループが激しく衝突、死傷者が出た。
この事件を受けて、事件のきっかけになった南北戦争当時に奴隷制を支持した南軍を率いたリー将軍の銅像など、南北戦争に由来する銅像を撤去する動きが広がっている。
これについて、トランプ大統領は17日、ツイッターに“美しい銅像やモニュメントが撤去されることで、私たちの偉大な国の歴史や文化が傷つくのを見るのは悲しい。...
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米国では12日、南部バージニア州で白人至上主義などを掲げるグループと、これに抗議するグループが激しく衝突、死傷者が出た。
この事件を受けて、事件のきっかけになった南北戦争当時に奴隷制を支持した南軍を率いたリー将軍の銅像など、南北戦争に由来する銅像を撤去する動きが広がっている。
これについて、トランプ大統領は17日、ツイッターに“美しい銅像やモニュメントが撤去されることで、私たちの偉大な国の歴史や文化が傷つくのを見るのは悲しい。ばかげている”と書き込み、銅像撤去の動きを批判した。
トランプ大統領は15日も記者団に対し“初代大統領ワシントンと第3代大統領のジェファーソンが奴隷主だったと指摘した。銅像の撤去が建国の父にも広がりかねないと批判していた。
米国ではこれまでも第7代大統領・ジャクソンが奴隷主だったとして銅像撤去求める黒人団体と反対する白人団体が衝突したこともあるが、今回の大統領のツイートは、分断が深まる米国で一方の白人側を擁護した書き込みだとの指摘も出ていて、再び物議を醸しそう。
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日米外務防衛の閣僚協議2プラス2・同盟における日本の役割を拡大(8月18日)
日米の外務防衛の閣僚協議2プラス2が、ワシントンで開かれ、北朝鮮による核ミサイル開発は新たな段階に入り増大する脅威となっているとして各国と協力して圧力をかけ続けることで一致した。
海洋進出の動きを強める中国についても意見交換した。
東シナ海について継続的な懸念があるとしたうえで、沖縄県の尖閣諸島は米国による防衛義務を定めた日米安全保障条約第5条の適用範囲であることを改めて確認した。
さらに、中国が軍事拠点化を進める南シナ海について“深刻な懸念”を表明。...
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日米の外務防衛の閣僚協議2プラス2が、ワシントンで開かれ、北朝鮮による核ミサイル開発は新たな段階に入り増大する脅威となっているとして各国と協力して圧力をかけ続けることで一致した。
海洋進出の動きを強める中国についても意見交換した。
東シナ海について継続的な懸念があるとしたうえで、沖縄県の尖閣諸島は米国による防衛義務を定めた日米安全保障条約第5条の適用範囲であることを改めて確認した。
さらに、中国が軍事拠点化を進める南シナ海について“深刻な懸念”を表明。“現状を変更し緊張を高める、威圧的な一方的行動への反対を再確認した”としている。厳しさを増す安全保障環境を踏まえて“あらゆる事態に切れ目なく対応するため、同盟における日本の役割を拡大し、米国は最新鋭の能力を日本に展開する”として、役割の見直しに向けた指針が示された。
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