【ウクライナ情勢】
ベラルーシ「イスカンデル」配備・核弾頭搭載可能・欧米側をけん制か(2月2日)
ロシア軍は、東部ドネツク州でウクライナ側の拠点のひとつ・バフムトなどで部隊を前進させたとみられ、激しい戦闘が続いている。また、英国国防省は1日、南部ヘルソン州でも州都ヘルソンを含むドニプロ川沿いで、ロシア軍が砲撃を続けていると指摘。領土奪還を目指すウクライナ側が川を越えて反撃することを抑え込むねらいがあると分析している。
ロシアと同盟関係にあるベラルーシの国防省は1日、ロシアから購入していた短距離弾道ミサイル、イスカンデルを配備したと発表した。...
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ロシア軍は、東部ドネツク州でウクライナ側の拠点のひとつ・バフムトなどで部隊を前進させたとみられ、激しい戦闘が続いている。また、英国国防省は1日、南部ヘルソン州でも州都ヘルソンを含むドニプロ川沿いで、ロシア軍が砲撃を続けていると指摘。領土奪還を目指すウクライナ側が川を越えて反撃することを抑え込むねらいがあると分析している。
ロシアと同盟関係にあるベラルーシの国防省は1日、ロシアから購入していた短距離弾道ミサイル、イスカンデルを配備したと発表した。
イスカンデルはロシアが開発した核弾頭の搭載も可能なミサイルで、プーチン大統領は去年6月、ベラルーシへの配備を急ぐ考えを示していた。ロシアとしては、核戦力を誇示することで、ウクライナへの軍事支援を強化する欧米側をけん制する狙いもあると見られる。
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ウクライナ・戦闘機の供与を・さらなる軍事支援・訴え(2月1日)
ウクライナは領土の奪還に向けて、欧米諸国から戦車に続き、戦闘機の供与も求めるなどさらなる軍事支援を訴えている。これに対しロシアは、欧米の支援の動きに反発を強めている。
ロシア軍はウクライナ東部のドネツク州で、ウクライナ側の拠点の一つバフムトに加え、州都の南西に位置するウフレダル周辺でも部隊を前進させたと見られ、激しい戦闘が続いている。
一方、ウクライナのクレバ外相は31日、欧米諸国から供与される戦車を巡り、第1弾として最新型の欧米の戦車120から140両を受け取ると述べた。...
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ウクライナは領土の奪還に向けて、欧米諸国から戦車に続き、戦闘機の供与も求めるなどさらなる軍事支援を訴えている。これに対しロシアは、欧米の支援の動きに反発を強めている。
ロシア軍はウクライナ東部のドネツク州で、ウクライナ側の拠点の一つバフムトに加え、州都の南西に位置するウフレダル周辺でも部隊を前進させたと見られ、激しい戦闘が続いている。
一方、ウクライナのクレバ外相は31日、欧米諸国から供与される戦車を巡り、第1弾として最新型の欧米の戦車120から140両を受け取ると述べた。ウクライナは戦車だけでなく、戦闘機の供与も求めていて、ポーランドのモラウィエツキ首相は30日、記者会見で戦闘機の供与について聞かれ、NATO北大西洋条約機構の加盟国と協調して行うことが重要だとの考えを示した。
また、バルト三国のリトアニアのナウセーダ大統領は、30日、欧米側は戦闘機の供与に踏み切るべきという考えを示した。さらにフランスのルコルニュ国防相は31日、ウクライナのレズニコフ国防相と会談したあとの記者会見で、ウクライナに戦闘機を供与するかどうか質問されたのに対し、タブーはないと応じた。
ロシア大統領府のペスコフ報道官は31日、バルト三国とポーランドは非常に攻撃的だ、さらなる対立を引き起こすためにはなんでも行う構えだと述べ、反発を強めている。
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フランス・オーストラリア・弾薬の供与で合意・軍事支援の動き広がる(1月31日)
ウクライナでは東部などでロシア軍との激しい戦闘が続いていて、ゼレンスキー大統領は29日、欧米側に兵器の供給を加速させるよう訴えた。
ドイツや米国など欧米各国は戦車の供与を相次いで表明していて、このうち英国のウォレス国防相は30日、主力戦車チャレンジャー2が前線に投入される時期について夏よりも前の5月、あるいは4月のキリスト教の復活祭、イースターのころになると述べた。
さらにフランスとオーストラリアは30日、ウクライナに対して弾薬を供与することで合意。...
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ウクライナでは東部などでロシア軍との激しい戦闘が続いていて、ゼレンスキー大統領は29日、欧米側に兵器の供給を加速させるよう訴えた。
ドイツや米国など欧米各国は戦車の供与を相次いで表明していて、このうち英国のウォレス国防相は30日、主力戦車チャレンジャー2が前線に投入される時期について夏よりも前の5月、あるいは4月のキリスト教の復活祭、イースターのころになると述べた。
さらにフランスとオーストラリアは30日、ウクライナに対して弾薬を供与することで合意。弾薬はフランスが供与した最新鋭のりゅう弾砲カエサルなどで使用する155ミリ口径の砲弾で、数千発を共同で製造しことし3月末までに最初の供与を行いたいとしている。
一方、ウクライナは米国製の戦闘機を要望していると伝えられているが、バイデン大統領は記者団に対し供与を否定。米国としてはロシアをさらに刺激して戦闘がエスカレートするのを避けたい考えと見られる。
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ゼレンスキー大統領・徹底抗戦の構え強調(1月31日)
ウクライナ・ゼレンスキー大統領は30日、南部・ミコライウやオデーサを訪れ、NATO北大西洋条約機構に加盟するデンマークのフレデリクセン首相と会談を行った。
両首脳はロシア軍の攻撃で破壊されたインフラの復旧状況を視察したあと、記者会見に臨んだ。この中でゼレンスキー大統領はロシアによる大規模な攻撃が再び仕掛けられることに警戒感を示した。
ゼレンスキー大統領は、東部でロシアが民間軍事会社の戦闘員を増やし、攻撃を強めているという認識を示した上で、徹底抗戦の構えを改めて示した。...
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ウクライナ・ゼレンスキー大統領は30日、南部・ミコライウやオデーサを訪れ、NATO北大西洋条約機構に加盟するデンマークのフレデリクセン首相と会談を行った。
両首脳はロシア軍の攻撃で破壊されたインフラの復旧状況を視察したあと、記者会見に臨んだ。この中でゼレンスキー大統領はロシアによる大規模な攻撃が再び仕掛けられることに警戒感を示した。
ゼレンスキー大統領は、東部でロシアが民間軍事会社の戦闘員を増やし、攻撃を強めているという認識を示した上で、徹底抗戦の構えを改めて示した。両首脳は、ウクライナへの戦車供与についても議論したことを明らかにした。フレデリクセン首相は戦車供与の可能性を排除しない考えを示した。
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ウクライナ軍兵士・英国で戦車訓練開始へ(1月30日)
英国国防省は29日、ウクライナ軍の戦車部隊の兵士が訓練を開始するため英国に到着したとSNSに投稿した。英国政府はドイツや米国に先立ち主力戦車・チャレンジャー2のウクライナへの供与を決め、国防省の高官は30日から英国国内で戦車の操縦や整備についての訓練を開始する見通しを示している。
欧米各国による戦車の供与の動きにロシア側が反発する中、ウクライナ南部のヘルソン州当局は29日、ロシア軍が州都へルソンに向けて砲撃を行い、病院や学校が被害を受けて3人が死亡し、看護師など少なくとも6人がケガをしたと発表した。...
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英国国防省は29日、ウクライナ軍の戦車部隊の兵士が訓練を開始するため英国に到着したとSNSに投稿した。英国政府はドイツや米国に先立ち主力戦車・チャレンジャー2のウクライナへの供与を決め、国防省の高官は30日から英国国内で戦車の操縦や整備についての訓練を開始する見通しを示している。
欧米各国による戦車の供与の動きにロシア側が反発する中、ウクライナ南部のヘルソン州当局は29日、ロシア軍が州都へルソンに向けて砲撃を行い、病院や学校が被害を受けて3人が死亡し、看護師など少なくとも6人がケガをしたと発表した。
一方ロシア国防省は28日、東部ルハンシク州の支配地域にある病院にミサイルが着弾して14人が死亡したと発表し、ウクライナ軍の高軌道ロケット砲システム・ハイマースによる攻撃だと主張した。
これについてウクライナ政府からの反応は出ていないが、ロシア側は外務省も29日に声明を発表しウクライナと軍事支援を行う欧米を一方的に非難していて、ロシア軍が再び大規模な攻撃を仕掛ける可能性が指摘されている。
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