【ウクライナ情勢】
日本ウクライナ首脳会談・岸田総理“殺傷能力ない装備品支援へ3000万ドル拠出”(3月22日)
ウクライナの首都キーウで行われた首脳会談。岸田総理大臣はウクライナに殺傷能力のない装備品を支援するため、3000万ドルを拠出するほか、エネルギー分野などでの新たな無償支援として4億7000万ドルを供与する考えをゼレンスキー大統領に伝えた。日本とウクライナの関係を特別なグローバルパートナーシップに格上げするなどとした共同声明を発表。
岸田総理大臣はこのあとポーランドに移動して首脳会談を行う予定。...
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ウクライナの首都キーウで行われた首脳会談。岸田総理大臣はウクライナに殺傷能力のない装備品を支援するため、3000万ドルを拠出するほか、エネルギー分野などでの新たな無償支援として4億7000万ドルを供与する考えをゼレンスキー大統領に伝えた。日本とウクライナの関係を特別なグローバルパートナーシップに格上げするなどとした共同声明を発表。
岸田総理大臣はこのあとポーランドに移動して首脳会談を行う予定。
ゼレンスキー大統領は共同記者会見のあとビデオ演説を公開し「G7議長国としての日本の責任を考えれば今回の会談は国際社会に成果をもたらしうる。ありがとう、日本」と述べ国際秩序を守っていくうえで日本が果たす役割に期待を示した。
岸田総理大臣のウクライナ訪問について松野官房長官は事前に国会に報告しなかったことについて「秘密保全や安全対策、危機管理などに万全を期すべく慎重に調整を重ねた結果、急きょ準備が整ったためやむをえず国会への事前報告なしに訪問した。今後の国会対応には政府として誠実に対応したい」と述べた。
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岸田首相・ウクライナ訪問(3月21日)
岸田首相はチャーター機で日本時間のけさ、ウクライナの隣国ポーランドのジェシュフに到着した。その後、国境に近い町プシェミシルまで車で移動して列車に乗り込み、ウクライナの首都キーウに向かった。今夜、ウクライナ・ゼレンスキー大統領と首脳会談を行っている。
太平洋戦争後、日本の首相が戦闘が続く国や地域を訪れたことはなく、日本の首脳によるウクライナ訪問は去年2月にロシアが軍事侵攻を開始して以降、初めてとなる。
キーウの人たちからは「大いに支援してくれているが継続してほしい」、「日本側のこの一歩は非常に重要で有意義」との声。ウクライナから日本に避難している人たちからも、さらなる支援に期待する声が聞かれた。
ウクライナ産・農産物の輸出・合意延長も主張に食い違い(3月19日)
去年11月にロシアとウクライナが合意して輸出が再開されたウクライナ産の農産物について、合意の期限が切れる18日、仲介役を務める国連とトルコは、合意が延長されたと発表した。
延長期間についての言及はない。ロシア外務省・ザハロワ報道官は「60日間の延長で合意し、書面で通知した」とSNSに投稿した。
一方、ウクライナ・クブラコフ復興担当副首相兼インフラ相は「合意は120日延長された」とツイッターに投稿した。...
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去年11月にロシアとウクライナが合意して輸出が再開されたウクライナ産の農産物について、合意の期限が切れる18日、仲介役を務める国連とトルコは、合意が延長されたと発表した。
延長期間についての言及はない。ロシア外務省・ザハロワ報道官は「60日間の延長で合意し、書面で通知した」とSNSに投稿した。
一方、ウクライナ・クブラコフ復興担当副首相兼インフラ相は「合意は120日延長された」とツイッターに投稿した。
双方の主張が食い違っている。仲介役の国連やトルコとしては、世界的な食料危機への不安が続く中、合意の延長を優先したとみられるが、今後の合意の行方に懸念も残る形。
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ポーランド“ウクライナに戦闘機・供与”表明(3月17日)
ポーランドは旧ソビエト製ミグ29戦闘機をウクライナに供与する意向を示してきたがポーランド・ドゥダ大統領は「今後数日中に4機の戦闘機を引き渡す」と述べ、近く4機のミグ29を供与すると表明した。
欧米メディアは「実現すればNATO(北大西洋条約機構)加盟国として初めての戦闘機の供与になると伝えている。ドゥダ大統領は4機以上を供与する可能性も示唆した。
ウクライナと国境を接するポーランドはウクライナへの軍事支援を積極的に進めていて、先に供与が決まったドイツ製戦車「レオパルト2」もいち早く自国が保有する戦車の供与すると表明し、ドイツなどが続く形となった。...
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ポーランドは旧ソビエト製ミグ29戦闘機をウクライナに供与する意向を示してきたがポーランド・ドゥダ大統領は「今後数日中に4機の戦闘機を引き渡す」と述べ、近く4機のミグ29を供与すると表明した。
欧米メディアは「実現すればNATO(北大西洋条約機構)加盟国として初めての戦闘機の供与になると伝えている。ドゥダ大統領は4機以上を供与する可能性も示唆した。
ウクライナと国境を接するポーランドはウクライナへの軍事支援を積極的に進めていて、先に供与が決まったドイツ製戦車「レオパルト2」もいち早く自国が保有する戦車の供与すると表明し、ドイツなどが続く形となった。
ミグ29をめぐってはウクライナの隣国のスロバキアも供与に前向きな姿勢を示している。主要な支援国の米国はウクライナ側が求めているF16戦闘機の供与について慎重な姿勢を示している。
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横浜・ウクライナ・オデーサ市長が訪問(3月16日)
ウクライナのオデーサ市の市長が、姉妹都市の横浜市を訪れロシアによる侵攻で被害を受けた町の復旧や復興などにさらなる協力を呼びかけた。
横浜市を訪れたのはオデーサ市のゲネディートゥルハノフ市長。横浜市はロシアによるウクライナ侵攻以降、オデーサ市に防寒具や浄水装置を送るなど支援を続けている。
両市長はオデーサ市や周辺都市のインフラの復旧復興に協力して取り組むことを盛り込んだ覚書を締結した。
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