【ウクライナ情勢】
ロシア離れ顕著に・ウクライナ・クリスマスの祝日変更決定(7月30日)
ウクライナでは、これまでロシア正教などと同じく、クリスマスの祝日を1月7日としてきたが、ロシアに対する強い反発から変更を求める声が相次いでいた。
ゼレンスキー大統領は28日、祝日に関する法案に署名し、クリスマスの祝日がローマカトリック教会などと同じ12月25日に変更されることになった。 ロシアによる南部クリミアの一方的な併合や去年2月から続く軍事侵攻を受けて、ウクライナ国民の間には、クリスマスを12月25日に祝う動きがすでに出ていたが、今回、正式に決まったことになる。宗教や文化の面でもロシアと一線を画す動きが顕著になっている。 ウクライナ文化情報相解任案可決・予算で対立(7月28日)
ウクライナ議会は27日、戦時下の国家予算の在り方を巡ってゼレンスキー大統領と意見が対立していたトカチェンコ文化情報相の解任案を可決し、ロシアによる軍事侵攻が長期化する中、ウクライナ国内での予算配分を巡る対立が表面化する形となった。NATO・ウクライナと緊急協議(7月27日)
ロシアがウクライナ産の農産物の輸出をめぐる合意の履行を停止しウクライナ南部への攻撃を繰り返す中、NATO(北大西洋条約機構)はウクライナと緊急の協議を行い、強く非難。
ロシアが黒海でウクライナに向かう船舶を軍事物資を輸送している可能性があるとみなすと警告したことについて、「黒海地域で監視や偵察活動を強化する」とロシアをけん制した。
国連安全保障理事会緊急会合・ロシア発言拒否(7月27日)
ロシアはウクライナ産農産物の輸出をめぐる合意の履行を停止して以降、農産物の積出港があるウクライナ南部オデーサ州などでミサイルや無人機による攻撃を繰り返していて、ユネスコの世界遺産に登録された歴史地区の大聖堂にも被害が出た。
国連安全保障理事会でウクライナの要請に基づいて開催された緊急会合で欧米各国からロシアを非難する意見が相次いだ。 米国・トーマスグリーンフィールド国連大使は「世界はロシアの野蛮な攻撃の代償を払っている。...
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ウクライナ・穀物倉庫破壊・小麦価格にも影響(7月26日)
反転攻勢を続けその成果を強調するウクライナ、一方その南部ではロシア軍の攻撃で穀物倉庫が破壊され国際的な小麦の先物価格にも大きな影響が出ている。
24日シカゴ商品取引所では小麦の先物価格が先週末の終値比で上昇率8.6%にのぼった。 こうした状況にホワイトハウス・ジャンピエール報道官は「クレムリンの行動は食料価格に篠くな変動を引き起こし、世界の貧困地域を最も傷つけることになる」と懸念。ゼレンスキー大統領もロシアの動きをけん制した。 「ウクライナ情勢」内の検索 |