5月27日、その日午後2時ごろJR有楽町の駅を出て、電気ビルの横を真っ直ぐ日比谷通りに向かった。 日差しは強く、日比谷交差点の様に遮るものがない場所は、特に熱く感じた。 日比谷公園に入ると、白と紫のスミレの花が咲いていた。そこから道が2つに分かれていたので、坂を上る道を初めて通った。 江戸城の石垣が残っており、狭い道にベンチが並んでいくつも置いてあった。 高台から下を見ると、池のように水が溜まった場所を石や木々が取り囲んでいた。 初夏のような熱い日差しの日には、涼しげで過ごしやすい場所であった。 その高台から降りて、歩くと赤いサツキの花が咲いていた。 その向こうには、赤いバラのような赤い花が咲いていた。良く整理された花壇を見ながら歩いていると、松本楼についた。 その庭は、結婚式に備えて、赤い絨毯と青い花のアーチが用意されていた。 少し、騒がしい人声が聞こえたので、その方に歩いてゆくと、野外公会堂に特設の大規模な屋外ビヤーガーデンが出来ていた。 ちょっと見たところ、数百人がぎっしりと集まり、歓談していた。 東京の中心にこんなオアシスみたいなところがあるのが、この都市の魅力でもあるのかなあと改めて感慨に浸った。