【世界の新技術】
30キロの荷物運べる大型ドローン実証飛行開始(12月16日)
重さは30キロの荷物を運べる大型のドローンが開発され、実用化に向けた実証飛行が始まった。
山の中や急な斜面などでの新たな輸送手段として活用が期待される。開発したのは、トヨタ自動車の出身者などが去年東京で創業した「SkyDrive」で、いわゆる空飛ぶクルマづくりに取り組んでいる。
一般的な機体が運べる荷物は数キロほどだが、重さ30キロの荷物を運ぶことができる。また、着陸せずに荷物を届けられるようワイヤーで荷物をおろす機能も備えている。...
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重さは30キロの荷物を運べる大型のドローンが開発され、実用化に向けた実証飛行が始まった。
山の中や急な斜面などでの新たな輸送手段として活用が期待される。開発したのは、トヨタ自動車の出身者などが去年東京で創業した「SkyDrive」で、いわゆる空飛ぶクルマづくりに取り組んでいる。
一般的な機体が運べる荷物は数キロほどだが、重さ30キロの荷物を運ぶことができる。また、着陸せずに荷物を届けられるようワイヤーで荷物をおろす機能も備えている。
人や車が立ちにくい場所での新たな輸送手段としての活用を目指していて、今月、実用化に向けて愛知県内の山の中で工事用の機材を運ぶ実証飛行をはじめた。将来は重さ100キロまで運べることを目指している。
ドローンはカメラやセンサーを使って、災害の被害状況の確認や橋や道路などのインフラ施設の点検作業、それに農作物の生育状況の把握などで利用が広がっていて、今後は輸送サービスの分野で活用が期待されている。
このうちIT大手の楽天はこの夏、無人島を訪れる観光客に食材などを配達するサービスに乗り出した。また、日本郵便は去年11月から福島県内で9キロ離れた郵便局のあいだでドローンを使って荷物を運んでいる。
活用の被害が広がりを受け、メーカー各社もより重いものを運べるドローンの開発にしのぎを削っている。
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ノーベル賞授賞式・化学賞・吉野にメダル・偉大な発明(12月11日)
日本時間の午前0時半から始まったノーベル賞の受賞式。化学賞の吉野彰はほかの受賞者と共にステージに上った。
選考委員は「リチウムイオン電池は人類のためになる真に偉大な業績だ」と称えた。そしてスウェーデンのグスタフ国王から記念のメダルと賞状が贈られた。
日本人のノーベル賞受賞者は米国国籍を取得した人も含めて27人目で、化学賞では8人目となる。ストックホルムに滞在中、吉野はあるメッセージも繰り返し発信してきた。...
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日本時間の午前0時半から始まったノーベル賞の受賞式。化学賞の吉野彰はほかの受賞者と共にステージに上った。
選考委員は「リチウムイオン電池は人類のためになる真に偉大な業績だ」と称えた。そしてスウェーデンのグスタフ国王から記念のメダルと賞状が贈られた。
日本人のノーベル賞受賞者は米国国籍を取得した人も含めて27人目で、化学賞では8人目となる。ストックホルムに滞在中、吉野はあるメッセージも繰り返し発信してきた。
電気自動車への利用や自然エネルギーの電気をためる蓄電池について、吉野はリチウムイオン電池が脱化石燃料社会の実現を可能にし、環境問題の解決につながると考えている。
地球温暖化の問題は閣僚級会合が行われている国連の会議COP25で議論されているが、各国が協調できるのかが課題になっている。
世界が危機感を募らせる中での今回の受賞。吉野は責任を感じているという。
子どもたちに向けた講演でも責任という言葉を使って決意を語っていた。晴れ舞台でメダルと賞状を受け取った吉野。現在、スウェーデン王室の王族などが参加し、受賞者を祝福する晩餐会に妻の久美子とともに出席している。
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東芝・来年から試験開始・血液1滴から超早期がん発見(11月25日)
東芝は、血液に含まれる「マイクロRNA」と呼ばれる極めて小さな物質を検出する技術を独自に開発し、東京医科大などと共同で、がんかどうかを検査する実証実験を来年から始める。
すでに研究レベルでは、胃がんや大腸がんなど13種類のがん患者とそれ以外の人を、血液1滴から99%の精度で識別でき、「ステージ0」と呼ばれる超早期のがんを見つけることも可能だという。
検査の結果がわかるまで2時間以内と短く、費用は2万円以下を想定していて、東芝は早期の実用化を目指すとしている。...
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東芝は、血液に含まれる「マイクロRNA」と呼ばれる極めて小さな物質を検出する技術を独自に開発し、東京医科大などと共同で、がんかどうかを検査する実証実験を来年から始める。
すでに研究レベルでは、胃がんや大腸がんなど13種類のがん患者とそれ以外の人を、血液1滴から99%の精度で識別でき、「ステージ0」と呼ばれる超早期のがんを見つけることも可能だという。
検査の結果がわかるまで2時間以内と短く、費用は2万円以下を想定していて、東芝は早期の実用化を目指すとしている。
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和歌山県串本町・民間初のロケット発射場・起工式(11月17日)
宇宙ビジネスへの企業の参入が活発になる中、和歌山県串本町で国内で初めてとなる民間企業によるロケット発射場の起工式が催された。
キヤノンの子会社など4つの企業が共同で設立したスペースワンが、日本で初めてとなる民間のロケット発射場の建設を計画。発射場の名称は「スペースポート紀伊」。宇宙ビジネスをめぐっては、観測用などの小型衛星の需要が伸びていて、国内でも民間企業の参入が増えている。
スペースワンは顧客の衛星を宇宙に打ち上げるための小型ロケットの開発を進めていて、2021年度中に最初の打ち上げを行い、2020年代の半ばには年間20回まで打ち上げを増やしたいとしている。
東海道新幹線新型車両・東京五輪直前に導入へ・内部を公開(10月31日)
東京オリンピックの開幕直前に東海道新幹線に導入される新型車両の内部が公開された。車内の防犯カメラを増やすなど、セキュリティー対策を大幅に強化しているのが特徴である。
JR東海が来年7月に東海道新幹線に導入する新型車両「N700S」。セキュリティー対策を大幅に強化したのが特徴で、1車両当たりの防犯カメラの数を2台から6台に増やし、映像は列車の運行を管理する指令所でも見ることができるという。
テロ対策の一環として、来年5月から大型の荷物を持ち込む場合に、事前の予約が必要になることから、デッキなどに荷物を保管するための専用のスペースが設けられた。...
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東京オリンピックの開幕直前に東海道新幹線に導入される新型車両の内部が公開された。車内の防犯カメラを増やすなど、セキュリティー対策を大幅に強化しているのが特徴である。
JR東海が来年7月に東海道新幹線に導入する新型車両「N700S」。セキュリティー対策を大幅に強化したのが特徴で、1車両当たりの防犯カメラの数を2台から6台に増やし、映像は列車の運行を管理する指令所でも見ることができるという。
テロ対策の一環として、来年5月から大型の荷物を持ち込む場合に、事前の予約が必要になることから、デッキなどに荷物を保管するための専用のスペースが設けられた。
さらに大規模な災害などで停電した際、車両に搭載したリチウムイオン電池を使って自力で走行できるシステムも導入されている。
JR東海では、来年7月の東京オリンピックの開幕直前に5編成を導入し、東京と新大阪間で営業運転を始め、2022年度までに40編成を新型車両に切り替える計画である。
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