【中国情勢】
中国・ベラルーシが首脳会談(3月2日)
ロシアと同盟関係にあるベラルーシのルカシェンコ大統領はきょう中国・習近平国家主席と会談を行った。ルカシェンコ大統領の中国訪問は去年2月のウクライナ侵攻後初となる。
会談で習主席は「国際情勢の不安定さと混乱の中で両国間のダイナミックで持続的な発展のため、政治的な相互協力を強化する」と述べ、両国の連携強化に意欲を示した。ルカシェンコ大統領は中国の立場への支持を表明、そして両国の包括的で戦略的なパートナーシップの発展に向けた共同声明を採択した。
侵攻1年で中国に動き“ロシアに武器提供を検討”報道(2月26日)
停戦の実現を呼びかける中国。その一方で欧米のメディアは、中国がロシアに武器の提供を検討していると報じている。
ドイツの有力誌「シュピーゲル」は、“中国企業が自爆型無人機の売却に向けて、ロシア軍と交渉を進めている”と伝えていた。さらに、米国・ワシントンポストは、“中国が砲弾の供与を検討している”と伝えたほか、CNNテレビは、“無人機と弾薬の供与を検討している情報がある”と伝えている。
中国は、こうした報道に反発している。...
全部読む
停戦の実現を呼びかける中国。その一方で欧米のメディアは、中国がロシアに武器の提供を検討していると報じている。
ドイツの有力誌「シュピーゲル」は、“中国企業が自爆型無人機の売却に向けて、ロシア軍と交渉を進めている”と伝えていた。さらに、米国・ワシントンポストは、“中国が砲弾の供与を検討している”と伝えたほか、CNNテレビは、“無人機と弾薬の供与を検討している情報がある”と伝えている。
中国は、こうした報道に反発している。神田外語大学・興梠一郎教授は、中国が武器を供与すれば、これまでの主張と矛盾することになるという考えを示した。
閉じる
中国“対話と全面的な停戦実現を”(2月24日)
中国外務省はウクライナ情勢を巡る中国の立場を示す文書を発表し、ロシアとウクライナによる直接的な対話をできるかぎり早く再開して全面的な停戦を実現するよう呼びかけた。
このほか核兵器や化学兵器の使用、平和的な原子力施設への武力攻撃に反対するとしていて、核戦力の使用も辞さない姿勢を見せているロシアのプーチン政権には改めて反対の立場を示した。
中国・王毅とプーチン大統領側近が会談(2月22日)
中国で外交を統括する王毅政治局委員はロシアの首都モスクワを訪れ、ロシアのパトルシェフ安全保障会議書記と会談した。
パトルシェフ安全保障会議書記は「ロシアと中国の封じ込めを目指す欧米側に対し国際舞台において両国の協力と関係をさらに深めることはとりわけ重要」と述べ、中国との戦略的な関係強化の必要性を強調した。
王毅政治局委員は「中国とロシアの関係は成熟した性質をもっている。強固なもので変化する国際情勢の中でもあらゆる試練に耐えるだろう」と述べた。...
全部読む
中国で外交を統括する王毅政治局委員はロシアの首都モスクワを訪れ、ロシアのパトルシェフ安全保障会議書記と会談した。
パトルシェフ安全保障会議書記は「ロシアと中国の封じ込めを目指す欧米側に対し国際舞台において両国の協力と関係をさらに深めることはとりわけ重要」と述べ、中国との戦略的な関係強化の必要性を強調した。
王毅政治局委員は「中国とロシアの関係は成熟した性質をもっている。強固なもので変化する国際情勢の中でもあらゆる試練に耐えるだろう」と述べた。
米国の有力紙「ウォールストリートジャーナル」は関係者の話として「習近平国家主席が数か月以内にロシアを訪問し、プーチン大統領と会談する計画を準備している」と伝えた。
ウクライナ侵攻の終結に向け中国が和平交渉を後押しするねらいもあると伝えている。王毅政治局委員とはプーチン大統領が会談するとも伝えられ中国とロシアの首脳会談に向けて調整を行う可能性もある。
閉じる
レーザー照射・フィリピン大統領・中国大使に「深刻な懸念」表明(2月15日)
フィリピン沿岸警備隊は自国のEEZ(排他的経済水域)にある南シナ海の南沙諸島(英語名:スプラトリー諸島)の岩礁周辺で今月6日、巡視船1隻が中国海警局の船から軍で使用されるレーザー光線の照射を受けたと発表した。
フィリピン側は当時の様子を撮影したとする映像を公開して非難や抗議を続けているものの中国側は、そのような状況は発生していないと反論している。
フィリピン大統領府は昨夜、マルコス大統領が首都マニラにいる中国大使を大統領府に呼び出したことを明らかにし、中国による行動が頻度と激しさを増していることに深刻な懸念を表明した。...
全部読む
フィリピン沿岸警備隊は自国のEEZ(排他的経済水域)にある南シナ海の南沙諸島(英語名:スプラトリー諸島)の岩礁周辺で今月6日、巡視船1隻が中国海警局の船から軍で使用されるレーザー光線の照射を受けたと発表した。
フィリピン側は当時の様子を撮影したとする映像を公開して非難や抗議を続けているものの中国側は、そのような状況は発生していないと反論している。
フィリピン大統領府は昨夜、マルコス大統領が首都マニラにいる中国大使を大統領府に呼び出したことを明らかにし、中国による行動が頻度と激しさを増していることに深刻な懸念を表明した。フィリピン政府はきのう海洋問題を武力に頼らず対話を通じて管理するとした先月の首脳会談の合意に背くとして中国に抗議したばかりだったが、中国側が反論を繰り返す中で大統領みずから抗議の姿勢を示すことになった。
閉じる
「中国情勢」内の検索
Copyright (C) 2013 JCC Corp. All Rights Reserved.