【米国バイデン政権】
「SWIFT」からロシアの銀行締め出しへ(2月27日)
米国とヨーロッパ各国などは、「SWIFT」と呼ばれる国際的な決済ネットワークからロシアの特定の銀行を締め出す措置を実行することで合意したと発表した。ウクライナに軍事侵攻したロシアに対して最も厳しい措置の1つとされる経済制裁に踏み切ることになる。
「SWIFT」は世界各国の金融機関が国をまたぐ貿易などの決済や送金に使うシステムで、世界の1万1000以上の金融機関が利用し、決済額は1日当たり5兆ドル(約575兆円)にのぼる。...
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米国とヨーロッパ各国などは、「SWIFT」と呼ばれる国際的な決済ネットワークからロシアの特定の銀行を締め出す措置を実行することで合意したと発表した。ウクライナに軍事侵攻したロシアに対して最も厳しい措置の1つとされる経済制裁に踏み切ることになる。
「SWIFT」は世界各国の金融機関が国をまたぐ貿易などの決済や送金に使うシステムで、世界の1万1000以上の金融機関が利用し、決済額は1日当たり5兆ドル(約575兆円)にのぼる。SWIFTを利用できなくなると、その国の企業は貿易の決済が困難になるため、米国とヨーロッパ各国などは対象となるロシアの銀行を国際金融システムから切り離し、世界的に活動する力を低下させるとしている。
最も厳しい措置の一つとされるSWIFTからの排除を巡っては、ロシアからエネルギーを輸入する欧州などへの影響や世界的なエネルギー価格の上昇への懸念から、一部の国が慎重な姿勢を示していた。しかしウクライナへのロシアの軍事侵攻が続く中、より強い対抗措置に踏み切る必要があるとの判断でまとまった形。
各国は対象となるロシアの銀行を決定して数日以内に制裁を実施するとしていて、詳しい内容が焦点になる。
対象となる銀行について、米国・バイデン政権の高官は「欧米が既に制裁を科している銀行が最初に検討されるだろう」と述べた。
日本の対応について、林外務大臣はNHKの「日曜討論」で、「ウクライナからもやってもらいたいと公に示されていると承知している。我々も金融市場への影響などを注視しながら対応していかなければならない」と述べた。
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バイデン大統領・ウクライナ大統領と電話会談(2月26日)
米国・バイデン政権はEU・ヨーロッパ連合などと足並みをそろえる形でプーチン大統領に制裁を科すことを明らかにした。
こうした中、バイデン大統領はゼレンスキー大統領と電話会談を行った。ゼレンスキー大統領は会談について、ツイッターに「制裁強化や軍事支援などについて意見を交わした、米国の強力な支援に感謝する」と書き込んだ。
米国・バイデン大統領・連邦最高裁判事に初の黒人女性を指名(2月26日)
米国のバイデン大統領は25日、連邦最高裁判所の新しい判事に首都ワシントンの連邦控訴裁判所で判事を務めるケタンジジャクソンを指名すると発表した。
連邦最高裁は人工妊娠中絶や同性婚、銃規制の是非など社会を二分するような問題に最終的な司法判断を多数決で示すことから、9人の判事のうち保守派とリベラル派の構成が重要な意味を持つ。
今回の指名はリベラル派の男性判事の退任に伴うものでジャクソンもリベラル派とされていることから保守派が6人、リベラル派が3人という構成は変わらない見通し。
バイデン大統領“プーチン大統領は侵略者”(2月25日)
バイデン大統領は演説でプーチン大統領は侵略者だと強く非難するとともに日本などを含む同盟国と足並みをそろえて厳しい制裁で応じると明らかにした。
ウクライナ第2の都市、ハリコフでは多くの市民が薄暗い地下鉄の駅に避難した。
ロシアの軍事侵攻は24日、ウクライナ各地で始まり、ロシア国防省はこれまでに11の空港を含む83のウクライナ軍地上施設を攻撃したと発表した。ロシア国防省のコナシェンコフ報道官は“軍事施設を対象にした攻撃であり民間人に対する脅威はない”と主張した。...
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バイデン大統領は演説でプーチン大統領は侵略者だと強く非難するとともに日本などを含む同盟国と足並みをそろえて厳しい制裁で応じると明らかにした。
ウクライナ第2の都市、ハリコフでは多くの市民が薄暗い地下鉄の駅に避難した。
ロシアの軍事侵攻は24日、ウクライナ各地で始まり、ロシア国防省はこれまでに11の空港を含む83のウクライナ軍地上施設を攻撃したと発表した。ロシア国防省のコナシェンコフ報道官は“軍事施設を対象にした攻撃であり民間人に対する脅威はない”と主張した。プーチン大統領は軍事侵攻を正当化した。
ウクライナ軍参謀本部によるとキエフ郊外の軍事施設が攻撃を受けるなど各地で攻撃が続いたという。保健省は一連の攻撃でウクライナ人57人が死亡し、169人がけがをしたと発表した。
クレバ外相は侵攻は東部にとどまらず多方面から全面的な攻撃を受けている、ウクライナは防衛を続けるとSNSに投稿し、戦闘が国内全土に広がっていることを明らかにした。
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バイデン大統領・ロシアの軍事行動を非難(2月24日)
バイデン大統領は、ロシアの軍事行動を非難する声明を発表した。
米国国防総省高官は23日、大規模な軍事行動が始まる可能性があると警戒のレベルを引き上げていた。ホワイトハウス・サキ報道官はツイッターに、「バイデン大統領はブリンケン国務長官、オースティン国防長官、ミリー統合参謀本部議長などから、ロシア軍によるウクライナ対する侵攻中の攻撃についてブリーフを受けた」と書き込んだ。
またバイデン大統領はウクライナ・ゼレンスキー大統領と緊急の電話会談を行い、ロシア軍によるいわれのない不当な攻撃を非難した。またバイデン大統領は、ロシアに厳しい制裁を科しウクライナを支援していく考えを改めて強調した。
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