女子サッカー:ヨルダンがイランチームのゴールキーパーの性別に関する調査を要求
ヨルダンサッカー協会は、アジアサッカー連盟(AFC)に対し、両チームの試合後に、男性と疑われているイランチームの女性選手の性別を確認するための調査を開始するよう要請した。イランは疑惑を否定している。
イスラエルのメディア
『ハアレツ』によると、ヨルダンのサッカー協会は14日、9月に行われた女子アジアカップ予選で同国代表チームがイランに敗れたことを受け、イラン人サッカー選手の一人が、変装した男性であると非難した。同国のプロサッカーを統括するヨルダンサッカー協会は、この試合に出場したイランチームのゴールキーパーが本当は男性ではないかという疑念を抱き、アジアサッカー連盟に苦情を申し立てるという異例の措置を取った。...
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『ハアレツ』によると、ヨルダンのサッカー協会は14日、9月に行われた女子アジアカップ予選で同国代表チームがイランに敗れたことを受け、イラン人サッカー選手の一人が、変装した男性であると非難した。同国のプロサッカーを統括するヨルダンサッカー協会は、この試合に出場したイランチームのゴールキーパーが本当は男性ではないかという疑念を抱き、アジアサッカー連盟に苦情を申し立てるという異例の措置を取った。ヨルダン側は、ヨルダンがPKで敗れた試合でのイランの勝利を無効とすることも求めている。
ヨルダンサッカー協会の事務局長は、11月5日付の書簡で、「(ヨルダンサッカー協会が)提出した証拠を考慮し、またこの大会の重要性を考慮して、(アジアサッカー連盟が)独立した医療専門家のパネルによる透明で明確な調査を開始し、問題の選手とチームの他の選手の適格性を調査することを要請する」とし、イランの女子サッカーチームは 「ジェンダーとドーピング問題の歴史がある 」と付け加えた。
ドバイのメディア『アル=アラビーヤ』によると、問題となっている選手は、ゴールキーパーのポジションでプレーし、イランがPKの末、ヨルダンを破り、2022年のAFC女子アジアカップへの出場権獲得に貢献した。同選手は、過去にイランの新聞で何度も自己弁護をしており、性別を疑問視されていた。
イランのサッカー女子チームの監督は、イランのファルス通信が伝えた声明の中で、「ゴールキーパーの性別に関する話が広まっているのは、イランチームに対する敗北を受け入れないための言い訳に過ぎない」と述べ、「こうした問題が発生しないために、予選開始前に必要なテストを行い、医療スタッフが代表チームの各選手を慎重に検査した。」と反論している。
しかし『アル=アラビーヤ』は、イランは過去に、女子代表チームに男性選手を起用していると非難されたことがあったと伝えている。2015年には、イラン女子サッカーチームの8人の選手が、性別適合手術を待っている男性ではないかと疑われた。イランリーグに近い関係者であるモイタビ・シャリフィ氏は、当時、イランのウェブサイト「Young Journalists Club」のインタビューで、「(8人の選手が)性転換手術を受けずにイランの女子チームでプレーしていた」と語っていた。
また、女子チームの4人の選手が男性であるという主張もあり、2010年の代表チームでもゴールキーパーの性別について疑問視されていた。
ヨルダン対イランの試合は9月25日にタジキスタンで行われ、0-0の同点だった両チームは、最終的にイランがPK戦で4-2とヨルダンを下していた。
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イスラエル、10代もコロナワクチン接種開始
新型コロナウイルスのワクチン接種が世界で最も速いペースで進められているイスラエル。人口の4分の1(人口900万人のうち250万人)がすでに予防接種を受けた今、16歳から18歳の若者への接種も開始された。
アラビア語国際ニュース
『アル=アラビーヤ』によると、12月20日から新型コロナウイルスの予防接種キャンペーンを開始しているイスラエルでは、今月23日から、16歳から18歳の高校生にも対象を広げてワクチン投与を進めている。高校生の予防接種には親の承諾が必要となる。
イスラエルでは、12月にまず医療従事者のワクチン接種から始めており、その後高齢者、病人、ハイリスクグループへと迅速に接種が進み、対象範囲の最低年齢を継続的に引き下げていっている。...
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アラビア語国際ニュース
『アル=アラビーヤ』によると、12月20日から新型コロナウイルスの予防接種キャンペーンを開始しているイスラエルでは、今月23日から、16歳から18歳の高校生にも対象を広げてワクチン投与を進めている。高校生の予防接種には親の承諾が必要となる。
イスラエルでは、12月にまず医療従事者のワクチン接種から始めており、その後高齢者、病人、ハイリスクグループへと迅速に接種が進み、対象範囲の最低年齢を継続的に引き下げていっている。23日からは、高校生だけでなく、40歳以上の人も接種が可能になった。
保健省によると、22日の時点で250万人近くの人が2回のうち1回目の接種を済ませており、そのうち90万人が2回目の接種も受けているという。
『エルサレム・ニュース』によると、新規感染者の数が減らないため、第3回目のロックダウンが1月末まで延長されることが決定されたイスラエルだが、副首相兼国防大臣のベニー・ガンツ氏は、「教育は我々の最優先事項でなければならない 」と述べ、「教師たちがワクチンを接種できた今、若者たちが試験を受けて、一刻も早く学校の枠組みに戻れるようにしなければならない。」と語っている。
教育省は先週、コロナ禍で1年間のほとんどを自宅で学習してきた高校生たちが、間近に控えている高校卒業認定試験に成功する可能性を高めるために、試験の形式を変更することを発表した。例えば、試験時間は25%延長されるなどの変更が加えられる予定だ。そして、生徒たちの学習を後押しする為にも積極的な予防接種キャンペーンが繰り広げられている。
イスラエル政府は、3月末までに国民500万人以上の人に接種を受けてもらうことを目標としている。現在、全国にある数百の予防接種施設と一部の病院で、平均して1日20万人以上の人々がワクチンを接種しているという。
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