国際慈善団体「セーブ・ザ・チルドレン」は、内戦が続くイエメンでは、最近、戦略港が爆撃を受けたことにより、500万人以上の子供が飢餓に直面していると水曜日に発表した報告書で警告している。
2014年から続くハディ暫定政権と反政府武装組織フーシの戦闘で、少なくとも1万人が死亡し、世界最悪の人道危機を引き起こした紛争となっている。
最近では戦闘の激化により同国西部の港湾都市ホデイダ(Hodeida)への支援物資輸送が滞っており、かつてない規模の飢饉に発展する恐れがあると同団体は指摘している。
月曜日、イエメン軍は、紅海への輸入と国際援助の主要アクセスポイントであるホデイダ港での攻撃を再開した。...
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2014年から続くハディ暫定政権と反政府武装組織フーシの戦闘で、少なくとも1万人が死亡し、世界最悪の人道危機を引き起こした紛争となっている。
最近では戦闘の激化により同国西部の港湾都市ホデイダ(Hodeida)への支援物資輸送が滞っており、かつてない規模の飢饉に発展する恐れがあると同団体は指摘している。
月曜日、イエメン軍は、紅海への輸入と国際援助の主要アクセスポイントであるホデイダ港での攻撃を再開した。
この港の空襲が価格上昇を引き起こした。最悪の事態を恐れている同団体イエメン事務所によると、ホデイダと他の国とを結ぶ主要動脈も封鎖されているため、「イエメンの人々は生きていくための食糧にアクセスできなくなっており、家族は恐ろしい選択をしなければならない。彼らの医療にお金を使うか、子供に食べさせるか」。
また国内の物価は高騰する一方で、通貨の価値は下落したため、食料が十分に入手できない住民が増えている。たとえ収入があったとしても、食料価格は内戦開始当時より68%上昇している。その一方で、イエメンの通貨リヤルは180%下落した。住民の負担はさらに悪化している。
セーブ・ザ・チルドレン・イエメン事務所によれば、40万人の子供たちが重度の栄養失調に苦しんでおり、すでに壊滅的な状況にあるという。「子供たちが治療を受けるために両親と来るのを見ますが、残念ながら多くの場合、既に手遅れで子供たちは死んでしまうのです。」
イエメンの飢餓は悪化する可能性が高く、人道的活動団体らは、直ちに停戦するよう呼びかけている。
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