北朝鮮のキム・ジョンウン最高指導者が中国の習近平主席に宛てに「過去に例を見ない、数年間の複雑な国際情勢にもかかわらず、北朝鮮と中国、両国の信頼に満ちた友好関係は俺から益々強くなる。」というメッセージを送った。
キム・ジョンウン最高指導者はさらに「敵対する勢力が必至で破壊的な活動を行っている中で、両国の友好条約は、アジアと世界の他の地域の平和と安定を保持するために重要である。」と述べた。...
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北朝鮮のキム・ジョンウン最高指導者が中国の習近平主席に宛てに「過去に例を見ない、数年間の複雑な国際情勢にもかかわらず、北朝鮮と中国、両国の信頼に満ちた友好関係は俺から益々強くなる。」というメッセージを送った。
キム・ジョンウン最高指導者はさらに「敵対する勢力が必至で破壊的な活動を行っている中で、両国の友好条約は、アジアと世界の他の地域の平和と安定を保持するために重要である。」と述べた。
中国の習近平主席も両国の人民のために友好的な協力を行うことを約束した。なお、歴史を遡ると、中国は朝鮮戦争(1950年―1953年)の時、毛沢東が米国による国連軍に対抗するために北朝鮮に数百万人規模の義勇兵を派遣している。
さらに1961年7月11日、両国は友好と相互協力条約を締結した。
その後、両国の関係は数十年続き、その間に北朝鮮は米国からの防衛手段として核兵器開発に力を注いだ。
そして先ごろの北朝鮮と米国の核開発に関する交渉に失敗の後を受けて、両国間の同盟関係は強化されつつある。
韓国の梨花女子大学の北朝鮮問題の専門家パク・ウォン・ゴン教授によると
今回の両国指導者のメッセージは「政略結婚」を行ったことに相当するという。
両国はこれまで決して相互信頼を確立したことがないが、対米国のためには両国の関係を親密にすることは苦肉の策と読み取れるという。
これにより北朝鮮の拉致問題や核開発問題の解決への道がますます遠のいた感がする。
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