17才のバテイスト少年は中古車ではあるが赤の車種「リディエ」スポーツタイプの前に立って誇らしげにポーズをとった。価格は1.05万ユーロ(=約126万円)で子供用としては高価であるが、座席は黒の合成皮革、ブルーツース付きシステム完備でタッチパネルでの操作画面が備わっていて機能性が優れている。
バテイスト少年はマルセイユのシックな通りにある私立高校の最終学年に在籍しているが、通学に不便なところに住んでいるので3年間、自分の車が持てるのを心待ちにしていたという。...
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17才のバテイスト少年は中古車ではあるが赤の車種「リディエ」スポーツタイプの前に立って誇らしげにポーズをとった。価格は1.05万ユーロ(=約126万円)で子供用としては高価であるが、座席は黒の合成皮革、ブルーツース付きシステム完備でタッチパネルでの操作画面が備わっていて機能性が優れている。
バテイスト少年はマルセイユのシックな通りにある私立高校の最終学年に在籍しているが、通学に不便なところに住んでいるので3年間、自分の車が持てるのを心待ちにしていたという。
多くの若者がますます免許証を必要としない小さな車を求めているという。
実際、免許証の不要な車(VSP)の登録は、2016年から2020年の期間でコルシカ島では約2倍に増え、バール県、アルプマリティム県では45%増え、ブッシュジュローヌ県では30%増え、2020年のVSP登録車台数は15,500台であった。
このようにフランスでVSPが増えた理由として挙げられるのは、2018年から条例によりVSPの運転許可年令を16才から14才に引き下げたことである。
なお、VSPの運転をする若者には、道路交通法を受講すること、もしくは8時間の自動車学校での受講が義務付けられている。
VSPは車体があるため、安全ベルトを装着でき、スクーターや電動キックボードに比べ、若者をいっそう事故から守ることができ、制限速度も、45km/hに抑えられている。
一方、シトロエン社はVSPの低価格化を目指して、2020年5月に電動車の「アミ」を6900ユーロ(=約83万円)で発売している。
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