11月9日付米
『ポリティコ』:「バイデン氏、プーチン氏との捕虜交換交渉に期待」:
中間選挙を終えたバイデン大統領は9日、WNBAのブリトニー・グライナー氏の釈放にむけ、ロシアのプーチン大統領と「より真剣な」協議をすることを求めた。
ホワイトハウスで中間選挙後の記者会見を行ったバイデン氏は、「彼女の無事な帰国を願っている。これまでロシアと協議を重ねてきたが、今選挙を終え、捕虜の交換について真剣に協議する時だ」と述べた。...
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11月9日付米
『ポリティコ』:「バイデン氏、プーチン氏との捕虜交換交渉に期待」:
中間選挙を終えたバイデン大統領は9日、WNBAのブリトニー・グライナー氏の釈放にむけ、ロシアのプーチン大統領と「より真剣な」協議をすることを求めた。
ホワイトハウスで中間選挙後の記者会見を行ったバイデン氏は、「彼女の無事な帰国を願っている。これまでロシアと協議を重ねてきたが、今選挙を終え、捕虜の交換について真剣に協議する時だ」と述べた。
来週、バイデン氏はアジアを訪問し、G20サミットが開かれるインドネシアに滞在する予定。そこでロシアの首脳と交渉に望みたい考え。プーチン氏が参加するかは不明で、バイデン氏は協議を求めているが、捕虜釈放についてのみの協議となる。
ロシアで違法となるマリファナオイル入りの麻薬の吸引器を持ち込んだとして2月から拘束されていたグライナー氏は8月、9年の禁固刑の判決を受け、現在は囚人収容所(刑務所)に移送されている。この種の刑務所はロシアでも劣悪な生活環境にあるとされる。
米国は、グライナー氏や、スパイ容疑で服役中であるポール・ウィーラン氏などの米国人捕虜釈放に向け、ロシア側へ重要な提案を継続して行ってきたとしている。
同日付『ABCニュース』(AP通信):「バイデン氏、WNBAグライナー氏の釈放交渉を求める」:
バイデン大統領は、ロシアのプーチン大統領がWNBAのグライナー氏の釈放交渉に前向きに考なるよう求めている。
国務省のプライス報道官はツイッターで、「彼女は硬い意志で持ちこたえている。拘束中にあるすべての米国人にフェアな扱いを求める」とした。ホワイトハウスのピエール報道官は、「政府は(グライナー氏と、スパイ容疑で服役中のポール・ウィーラン氏の)不当な拘束問題の解決に向け尽力している」とした。
グライナー氏は2月、当時オフシーズンでロシアチームに参加していたが、モスクワの空港で、麻薬吸引器の所持により逮捕された。2月はウクライナ侵攻の直前で、米ロが緊張関係にあった時期となる。
裁判で同氏は吸引器をスーツケースに入れていたことを認めたが、飛行機に間に合うよう、急いで意図せず入れたもので、罪を犯すつもりはなかったと主張。
米国政府は、グライナー氏とウィーラン氏の逮捕は不当だとの立場で、数ヶ月間、釈放に向けロシアと交渉を重ねてきた。ブリンケン国務長官は7月、米国は、釈放にむけロシアへ「実質的な提案」を提示したと述べていた。
バイデン氏は9月、ホワイトハウスで捕虜の家族と面会。関係者の話では、米国はロシアの武器商人ビクトール・バウト氏との捕虜交換を提案したとされるが、その後は進展はみられなかった。
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