ジョナサンは1882年にセントヘレナ島を住み家として選んだ。12月3日には190才の誕生日を迎え、これまでに世界で調査された亀のうち、最も長老の亀となった。島で到着して最初、写真に撮られた頃は、少なくとも50才であったが、もっと年令が高かったとも言える。ジョナサンは今年初め、ギネスブックにも最長老の亀として記録された。
セントヘレナ島の前獣医で、ジョナサンの飼育をしているジョー・ホリンズ氏は「もしも、この亀が1832年に孵化したとすると、英国ではジョージ王朝時代に相当し、その時代から現在まで世界はなんと変化したことか。...
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ジョナサンは1882年にセントヘレナ島を住み家として選んだ。12月3日には190才の誕生日を迎え、これまでに世界で調査された亀のうち、最も長老の亀となった。島で到着して最初、写真に撮られた頃は、少なくとも50才であったが、もっと年令が高かったとも言える。ジョナサンは今年初め、ギネスブックにも最長老の亀として記録された。
セントヘレナ島の前獣医で、ジョナサンの飼育をしているジョー・ホリンズ氏は「もしも、この亀が1832年に孵化したとすると、英国ではジョージ王朝時代に相当し、その時代から現在まで世界はなんと変化したことか。」と感慨深げに語った。
さらに、ホリンズ氏は、「190年間における世界大戦や大英帝国の盛衰、セントヘレナ島の総督や、国王や女王の変遷を考えると、この年月は途方もない長さだ。」と付け加えた。
この亀は、英国領セントヘレナ島の任務に当たっていた35人の総督に会っているが、1815年から1821年の間、この島に幽閉されていたナポレオンには会っていない。現在、ジョナサンは3匹の若い亀、ダビッド、エンマおよびフレッドとともに総督の居住地に住んでいるという。
ジョナサンの誕生日を祝うため、セントヘレナ島民たちは総督の居住地に集まり、3日間にわたってジョナサンの好物の野菜や誕生日ケーキを振る舞って祝うという。
さらに、ジョナサンの誕生日祝いの記念切手が発行されるという。 なお、セントヘレナ島の5セント硬貨や移民局のスタンプには亀のジョナサンが描かれている。
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