【Globali】
ドイツ総選挙、浮動票取り込みを狙って与・野党党首が躍起【米・英国メディア】8月6日付Globali「メルケル首相、連邦議会総選挙前に州議会選挙で追い風続く」の中で触れたとおり、9月24日の総選挙を控えて、アンゲラ・メルケル首相(63歳)率いるドイツキリスト教民主党(CDU)が3つの州議会で連勝し、勢いをつけている。しかし、世論調査では、浮動票が半分近くを占めるため、目下のところ支持率が劣勢となっている、野党のドイツ社会民主党(SPD)代表のマルティン・シュルツ党首は、欧州議会議長だった職歴を活かして、欧州連合(EU)におけるメルケル首相の失政をあげつらうことで追い落としを図っている。一方、メルケル首相は、庶民派と言われるシュルツ氏を意識してか、自家製ポテトスープのレシピを公開したり、目立つことが嫌いな夫のヨアヒム・ザウアー大学教授(68歳、フンボルト大学ベルリン校で量子化学専攻)を引っ張り出したりと、懸命である。
8月26日付米『ブルームバーグ』オンラインニュース:「シュルツ党首、メルケル首相はEUを“不安定に”したと批判」
SPDのマルティン・シュルツ党首は8月25日、フランクフルトに4千人余りの支持者を集め、アンゲラ・メルケル首相はEUでの信頼を失い、また、EU加盟国を不安に陥れていると批判した。 同氏は、メルケル首相及びウォルフガング・ショイブレ財務相の緊縮財政を強いる政策によって、EU加盟国の連携やユーロ通貨の統合を危うくしているとした。...
全部読む
その他の最新記事
|