米国は、2016年11月に発表した電気自動車(EV)の充電スタンドの大幅増設を促す全米2万5千マイル(4万キロ)に及ぶ充電ネットワークの整備計画に基づき、全米各地で充電スタンドの整備が着々と進められている。
この取り組みには、独BMWや日産、米GMが参加している他複数の大手電力会社も名を連ねている。
そうした中、最近米国最大のEV向け急速充電ネットワーク事業者であるEVgo社は1,000ヶ所目となる直流式充電ステーションを米国の首都であるワシントンDC郊外に開設した。(充電器の大半は直流式である)
その場所は、バージニア州フォールズ・チャーチに隣接している市街地にあり、ワシントンDCにアクセスが良く通勤者や学生にとって申し分のない所である。...
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この取り組みには、独BMWや日産、米GMが参加している他複数の大手電力会社も名を連ねている。
そうした中、最近米国最大のEV向け急速充電ネットワーク事業者であるEVgo社は1,000ヶ所目となる直流式充電ステーションを米国の首都であるワシントンDC郊外に開設した。(充電器の大半は直流式である)
その場所は、バージニア州フォールズ・チャーチに隣接している市街地にあり、ワシントンDCにアクセスが良く通勤者や学生にとって申し分のない所である。
また、特に高速道路沿いでもあり、マンションに住む住人にとってはこれ程便利な所は見当たらないという好立地条件を備えている。
さらに、各充電器の最大出力は50kWあり約30分でバッテリー容量の80%まで充電することが可能である。
例えば、日産リーフの場合40kWの充電器では30分以内にバッテリー容量の80%まで充電することができない。
ちなみに、テスラ社のスーパーチャージャーは120kWである。
一方、欧州は、2017年11月、2020年までにEV向け超大容量充電器(350kW)(50kWの充電器の7倍の速さで充電できる充電器)を400ヶ所設置すると発表している。
また、中国は中国最大手の国家電網だけで2020年までに充電ステーション1万ヶ所を増設(充電器では12万基増加)し、大都市では半径1キロ以内に急速充電できる充電網を構築するとしている。
さらに、2025年オランダとノルウエー、2030年インドとドイツ、2040年フランスがガソリン・ディーゼル車の販売に規制をかける。
こうした状況からして、世界中で急激にEVシフトが進みそれに対応するEVステーションも急速に普及していくものと考えられる。
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