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【Globali】
全米の新聞社が社説でトランプ氏を批判へ(2018/08/13)
『CNN』『ワシントン・ポスト』などの英文メディアは、メディアへの反発を強めるドナルド・トランプ米大統領に対し、社説を通じて意見を出そうと全米70紙以上がこの動きに賛同していると伝えている。
最初に呼びかけたのは米紙「ボストン・グローブ」の社説ページを担当するマージョリー・プリッチャード氏で、同氏は今月16日付の社説にトランプ氏のメディア攻撃に対する反論や言論の自由を訴える内容を載せようと、数日前から各紙の編集委員らに声かけしていた。11日の時点ですでに全米の70紙(「CNN」は100紙と報道)以上が参加を表明しているという。全国紙から、小規模の地方新聞まで多くが参加表明しており、米新聞編集者協会(ASNE)のような団体も呼びかけていることから反響も大きく、今後さらに数を増やすとみられる。...
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最初に呼びかけたのは米紙「ボストン・グローブ」の社説ページを担当するマージョリー・プリッチャード氏で、同氏は今月16日付の社説にトランプ氏のメディア攻撃に対する反論や言論の自由を訴える内容を載せようと、数日前から各紙の編集委員らに声かけしていた。11日の時点ですでに全米の70紙(「CNN」は100紙と報道)以上が参加を表明しているという。全国紙から、小規模の地方新聞まで多くが参加表明しており、米新聞編集者協会(ASNE)のような団体も呼びかけていることから反響も大きく、今後さらに数を増やすとみられる。
トランプ氏のメディア批判は以前から注目されていたが、最近もシンガポールで行われた米朝首脳会談後の会見で、メディアを「国民の敵」と発言するなどして、メディアからの批判を浴びた。「AP通信」によると、プリッチャード氏はトランプ氏の発言に対し「我々は国民の敵ではない」とはっきり反論したという。
掲載する内容は統一しない。プリッチャード氏は「我々の言葉は異なるかもしれないが、こういう攻撃がただごとではないとの認識は一致する」と話した。また同氏は「こうした動きが読者に、憲法が定める表現の自由に対する攻撃は受け入れられないと気付かせることを願う」「我々は自由かつ独立した報道機関である。これは憲法の中で明言される最も神聖な原則でもある」と述べ、今回の行動が、国民の心にも響くことを願うと話した。
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