【Globali】
米国で火災が100か所以上発生し、3万人以上の消防士を動員
消防関係者によると、カルフォルニア州のメンドシノ・コンプレックス住宅地帯の火災の延焼を3週間以内に食い止めることは困難であると予想されている。さらに8月11日から12日の週末に大規模火災が新たに6件加わり、現在、消火されてない火災が、100か所を越える事態となっている。
現在、3万人以上の消防士が火災現場に動員されており、火災の被害面積は65万ヘクタール(琵琶湖の10倍の面積に相当する)になり、火災地域としてはワシントン州からカリフォルニア州を経由ューメキシコ州に至る広大な範囲に広がっている。オーストラリアやニュージーランドからも消防隊が駆けつけて消火作業にあたっている。オクラホマの国立気象予測センターのジェレミー・グラムス予報官によると、さらに新たな火災の発生も起こるものと予測している。...
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現在、3万人以上の消防士が火災現場に動員されており、火災の被害面積は65万ヘクタール(琵琶湖の10倍の面積に相当する)になり、火災地域としてはワシントン州からカリフォルニア州を経由ューメキシコ州に至る広大な範囲に広がっている。オーストラリアやニュージーランドからも消防隊が駆けつけて消火作業にあたっている。オクラホマの国立気象予測センターのジェレミー・グラムス予報官によると、さらに新たな火災の発生も起こるものと予測している。
カルフォルニア州のメンドシノ・コンプレックス住宅地域の火災は歴史上最大規模の火災となったが、11日金曜日には60%鎮火から、12日土曜日には67%まで鎮火し、消火活動は進展している。この火災地域は州都、サクラメントから北西200kmの位置にあるが、7月27日からの火災ですでに13.3万ヘクタールの面積(琵琶湖の2倍の面積に相当する)を火災消失している。この地域の消火活動を行っている消防隊の予測では、完全消火には少なくともこれから3週間かかるとのことである。
このような大規模火災が頻発している理由は、米国の多くの地域での35℃に及ぶ気温上昇と湿度18%の乾燥状態といった気象条件によるものとされている。
ともあれ、米国での大規模火災が、地球温暖化現象にいっそう拍車をかけることが懸念される。
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