米サイト「エリアバイブズ」の調査として、各メディアが7日までに伝えたところによると、米国では、トランプ大統領夫人の「メラニア」や長女の「イバンカ」という名前の赤ちゃんの数が急増しているが、大統領の「ドナルド」は減っていることが判明した。
『ニューズウィーク』『スプートニク』などのメディアが、エリアバイブズの調査結果を報じている。エリアバイブズは、米社会保障局のデータによって、赤ちゃんの名前の傾向を分析した。これによると、トランプ氏が米大統領選に出馬宣言した2015年から大統領に就任した17年までの間に、「メラニア(Melania)」は3.27倍、「イバンカ(Ivanka)」は4.62倍に増加したという。
三男の「バロン(Barron)」も同期間に90%増加したが、その他の男性の名前の人気は低調だった。...
全部読む
『ニューズウィーク』『スプートニク』などのメディアが、エリアバイブズの調査結果を報じている。エリアバイブズは、米社会保障局のデータによって、赤ちゃんの名前の傾向を分析した。これによると、トランプ氏が米大統領選に出馬宣言した2015年から大統領に就任した17年までの間に、「メラニア(Melania)」は3.27倍、「イバンカ(Ivanka)」は4.62倍に増加したという。
三男の「バロン(Barron)」も同期間に90%増加したが、その他の男性の名前の人気は低調だった。実業家の次男の「エリック(Eric)」は、米国人として特に一般的であり、人気のある名前だが6%減少、大統領自身と長男の「ドナルド(Donald)」は11%減少した。
赤ちゃんの名前として、「メラニア」は2015年には「イバンカ」より人気があったが、米国では余り一般的ではなかった。しかし、10月のCNNの調査で、メラニア夫人の支持率が、6月から3ポイント上昇してトランプ氏の42%を大きく上回る54%となるなど、夫人の好感度上昇によって、「メラニア」の名前を持つ赤ちゃんも増えている。
2015年当時、「イバンカ」は赤ちゃんの名前としては余り人気がなく、次女の名の「ティファニー(Tiffany)」の方が好まれていた。最近、イバンカ氏は米経済誌「フォーブス」の「世界で最も影響力のある女性100人」に選ばれるなど、存在感を高めている。2017年には19位、今年もエリザベス英女王に続く24位に入り、その名前の人気も上昇した。
ビル・クリントン氏が大統領に選出された1992年に、大統領夫人の名前「ヒラリー(Hillary)」の人気も上昇したが、93年に夫が大統領に就任した後には人気は急落し、「メラニア」や「イバンカ」のように長続きしなかった。エリアバイブズは数字を示さなかったが、「ヒラリー」と名付けられた赤ちゃんが90%減少したという調査結果もある。
米国で2017年に産まれた子供の名前で最も多かったのは、女の子が「エマ(Emma)」、男の子は「オリバー(Oliver)」と「リアム(Liam)」だった。近年では、従来米国にはなかった新たな名前を子供につける傾向が高まっているという。
閉じる