NASA(アメリカ航空宇宙局)は火曜日、自分の名前をマイクロチップに刻み、NASAのマーズ2020計画の探査車と一緒に火星に送ることがいまできると発表した。
9月30日までに登録すると、カリフォルニア州パサデナのチームが電子ビームを使ってシリコンチップに登録者の名前を、人の髪の毛の千分の一(75ナノメートル)の幅未満の文字で刻む。このチップは火星探査車とともに2020年7月に火星に向け打ち上げられる。...
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NASA(アメリカ航空宇宙局)は火曜日、自分の名前をマイクロチップに刻み、NASAのマーズ2020計画の探査車と一緒に火星に送ることがいまできると発表した。
9月30日までに登録すると、カリフォルニア州パサデナのチームが電子ビームを使ってシリコンチップに登録者の名前を、人の髪の毛の千分の一(75ナノメートル)の幅未満の文字で刻む。このチップは火星探査車とともに2020年7月に火星に向け打ち上げられる。
これがオンラインで自分の名前を火星に送るただ一つの簡単な方法だ。
NASAのウェブサイトで名前を登録できる。加えて国、郵便番号、eメールアドレスを入力し送信をクリックする。これで搭乗券を手にすることができる。
この計画を追いかけるためのマイレージポイントがもらえ、探査車を追跡することができる。これは、NASAの月から火星への飛行計画に注目を集めるため、国民の関心を引こうという活動の一環である。マイル(もしくはキロメートル)は個々のフライトに対して与えられる。そうすると計画をデジタル化したものの一部をダウンロードすることができるようになる。NASAが火星へと探査機を送ったインサイト計画の時は、2百万人以上が参加し、ひとり当たり3億マイル(ほぼ5億キロメートル)のマイレージを貰った。
NASAによると、探査車はおよそ1トンの重さで、「小さな科学者」のように仕事をする。微生物の痕跡を探し、火星の気候を観測し、そしていつか地球に持ち帰るためにサンプルを採取する。デザインは探査車キュリオシティに似ているが岩のサンプルを採取するためのドリルなどが追加されている。
「この歴史的な火星計画を始める準備ができたので、この探検の旅を皆さんに共有していただきたい」とワシントンにあるNASAの科学計画総局(SMD)のトーマス・ツールブッヘン副局長は声明で述べた。
「火星という私たちの隣人の星や生命自体の起源に対する深淵な問いへの答えを求める航海に乗り出しいま、我々は大変興奮している」
9月30日まで名前を登録することができる。
NASAはマーズ2020計画や他の計画によって、火星への人類到達を準備している。NASAはすでに2024年、月にアメリカの宇宙飛行士を再び立たせると公表している。
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