【Globali】
北朝鮮外相交代
韓国のメディアは19日、北朝鮮に駐在している大使館に対し、朝鮮祖国平和統一委員会委員長の李善権氏が李容浩氏に替わって外相になったと通報した、と伝えた。
李善権新外相は、対韓活動に従事していたもので、北朝鮮側の代表団の団長として、南北朝鮮会談にも参加していたことがある。昨年4月の第14次最高人民会議第1回会議の後、公の場所に姿を現さなくなっていたが、12月の労働党第7次中央委員会第5回全体会議には出席していた。北朝鮮の池在龍駐中国大使や金星国連大使など在外の北朝鮮大使が18日北京経由で平壌に戻っており、北朝鮮の新任の外相が誰になったか知らされたもようである。...
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李善権新外相は、対韓活動に従事していたもので、北朝鮮側の代表団の団長として、南北朝鮮会談にも参加していたことがある。昨年4月の第14次最高人民会議第1回会議の後、公の場所に姿を現さなくなっていたが、12月の労働党第7次中央委員会第5回全体会議には出席していた。北朝鮮の池在龍駐中国大使や金星国連大使など在外の北朝鮮大使が18日北京経由で平壌に戻っており、北朝鮮の新任の外相が誰になったか知らされたもようである。
李容浩前外相は「米国通」として知られていたが、李善権新外相は軍人の出身であり、典型的な強硬派と見られていることから、この交代劇は北朝鮮が米国や韓国に対して強硬路線にでることのシグナルではないかと見られている。李善権新外相は、2018年9月に南北首脳会談の際に随行して平壌に行っていた韓国大企業のトップにむかって「冷麺が喉を通るか」と語った人物としても知られている。
一方米国時間17日には、米国の原子力空母「セオドア・ルーズベルト」が米国を出発し、原子力空母「ドナルド・レーガン」と共に、西太平洋海域で任務を行う予定である。2隻の原子力空母がアジア地区に展開されるのは2018年3月以来のことであり、北朝鮮に圧力をかけるためと見られている。
東アジアの情勢は、米朝が強硬な姿勢をとっていた2017年以前の状況に戻ったようである。
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