【Globali】
韓国高官、訪米終え訪露へ ~米国の北朝鮮担当者の異動続く~(2020/02/14)
青瓦台の金鉉宗国家保安室第二次長が、ワシントンでトランプ政権の関係者と面談した後、今度はロシアを訪問していることが明らかになった。
金鉉宗次長は10,11日に韓国で行われていた韓米のワーキンググループにも参加し、北朝鮮の非核化問題や南北朝鮮の協力事業について話し合っていた。同WGに参加していたアレックス・ウォン北朝鮮政策特別副代表(国務次官補代理)も同じ便に搭乗し、ロシアに向かったことから、ロシアで北朝鮮の非核化問題や米朝対話、南北協力事業について三国間で話会われる可能性がある。
一方今年が韓露の国交樹立30周年であることから、30周年記念行事やプーチン大統領の訪韓についても話し合われる予定。...
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金鉉宗次長は10,11日に韓国で行われていた韓米のワーキンググループにも参加し、北朝鮮の非核化問題や南北朝鮮の協力事業について話し合っていた。同WGに参加していたアレックス・ウォン北朝鮮政策特別副代表(国務次官補代理)も同じ便に搭乗し、ロシアに向かったことから、ロシアで北朝鮮の非核化問題や米朝対話、南北協力事業について三国間で話会われる可能性がある。
一方今年が韓露の国交樹立30周年であることから、30周年記念行事やプーチン大統領の訪韓についても話し合われる予定。
アレックス・ウォン副代表は訪露しているが、11日ホワイトハウスは同氏を国連特別政務次席大使に任命した。昨年末にはビーガン北朝鮮政策特別代表が国務省の副長官に任命され、北朝鮮問題だけに特化することができない状況になっていたことから、ウォン氏の北朝鮮問題に対する役割がさらに重要になっていたところであった。北朝鮮問題担当のマークランバート特使も国連の多者間連携特使に任命されている。トランプ大統領の北朝鮮に対する関心が下がっているとはいえ、北朝鮮の専門家がいなくなってしまえば、状況の正しい分析や判断ができなくなってしまう。孫子に「敵を知り、己を知れば百戦殆うからず」との有名な言葉があるが、米国が現在しなければならないのは、北朝鮮のことを研究し尽くすことのはずである。そうでなければ正しい政策も行えない。韓国が進めようとしている南北協力事業にも大きな影響を与えそうである。
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