英国のUCLは、これまで新型コロナウイルスでの死亡率と性別の関係を研究する研究プロジェクト、グローバル・ヘルス50/50を立ち上げ、週に2回、新型コロナウイルスでの男性と女性の死亡率の比較結果を発表している。

グローバル・ヘルス50/50がこれまでの中国でのデータ分析を行った結果、コロナウイルス感染での死亡者の64％が、男性であることを見出している。...

英国のUCLは、これまで新型コロナウイルスでの死亡率と性別の関係を研究する研究プロジェクト、グローバル・ヘルス50/50を立ち上げ、週に2回、新型コロナウイルスでの男性と女性の死亡率の比較結果を発表している。

グローバル・ヘルス50/50がこれまでの中国でのデータ分析を行った結果、コロナウイルス感染での死亡者の64％が、男性であることを見出している。さらに研究者たちは、このような死亡率の男性と女性の違いについて、驚くべきことだと指摘している。

このような男性と女性での新型コロナウイルス感染による死亡率の違いは、ヨーロッパのフランス、ドイツ、イタリアおよびスペインと韓国でのデータ分析でも同様の傾向が表れているという。イタリアでの4月3日のデータによると、死亡者の69％が男性であった。

死亡率の男女の性別の違いは明確であるが、サラ・ホークス教授は、男性の行動パターンが大きく関係しているというと指摘している。すなわち、男性は女性よりも、喫煙率が高いことがコロナウイルスによる死亡率を押し上げているという。

さらに女性固有の免疫力も新型コロナウイルスの感染防止や重症化の防止に役立っているのではないかと考えられている。

ともかく男性諸君は、手洗いやうがいを励行し、衛生面で清潔を保ち、今以上に新型コロナウイルス感染予防に努めることが必要と考えられる。