【Globali】
ポンペオ、中国非難を手のひら返し?
8日のホワイトハウスでの記者会見で、「中国がデータを隠蔽しているとしたら、米国はいかに対処するのか」との問いに対し、かつては、コロナウィルスのことを「中国ウィルス」と語り、中国を非難していたポンペオ国務長官はこれまでの非難を一転させ、「現在は報復のときではない。米中は様々な領域で協力関係を展開しており、中国に深く感謝している」と語った。
ただしポンペオ国務長官は、終始この態度を貫いたわけではなかった。他のメディアのインタビューに対しては「ウィルスは中国の武漢で発生したものである」として、「米国は中国で調査したかったが、行うことができなかった」として、「中国はデータを隠蔽し、透明性に欠け、真実を話そうとした人を罰した」と中国を非難していた。
8日のポンペオ発言に対し4月9日3時に、中国外交部の趙立堅報道官は、「ウィルスの来源については専門の科学者が調べるべきである」として、中国は「すでに発生からのタイムラインに従った、詳細な情報を国外にも紹介している」と述べた。...
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ただしポンペオ国務長官は、終始この態度を貫いたわけではなかった。他のメディアのインタビューに対しては「ウィルスは中国の武漢で発生したものである」として、「米国は中国で調査したかったが、行うことができなかった」として、「中国はデータを隠蔽し、透明性に欠け、真実を話そうとした人を罰した」と中国を非難していた。
8日のポンペオ発言に対し4月9日3時に、中国外交部の趙立堅報道官は、「ウィルスの来源については専門の科学者が調べるべきである」として、中国は「すでに発生からのタイムラインに従った、詳細な情報を国外にも紹介している」と述べた。趙立堅報道官はさらに「ウィルスは国境を分かたず、人種を分かたず、社会制度も分かたない。いかなる国家も人々の生命と健康を守る権利を最上位におかなければならい。他人を非難や叱責するばかりでは、ウィルスに打ち勝つことはできない」と語った。
コロナウィルスも東アジアと欧米では変異したのではないかとも言われている。いまや米国におけるコロナウィルスの死者数は中国を上回った。米中間の貿易の協力は無理でも、防疫の協力は実現するのだろうか。
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