7月6日付米
『Foxニュース』:「中国タブロイド紙、“米軍の対空母破壊用ミサイル”があるとの挑発記事掲載」
中国国営メディアの『環球時報』紙が7月5日、米軍が南シナ海に派遣してきた2隻の原子力空母を迎え撃つのに最適な“対艦弾道ミサイル”があるとの記事を掲載した。
同紙は、“対外強硬主義の”タブロイド紙と言われ、ある“軍事評論家”の見解として、中国人民解放軍(PLA)は米軍の空母を攻撃するのに様々な装備を用意してあると言及している。...
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7月6日付米
『Foxニュース』:「中国タブロイド紙、“米軍の対空母破壊用ミサイル”があるとの挑発記事掲載」
中国国営メディアの『環球時報』紙が7月5日、米軍が南シナ海に派遣してきた2隻の原子力空母を迎え撃つのに最適な“対艦弾道ミサイル”があるとの記事を掲載した。
同紙は、“対外強硬主義の”タブロイド紙と言われ、ある“軍事評論家”の見解として、中国人民解放軍(PLA)は米軍の空母を攻撃するのに様々な装備を用意してあると言及している。
同紙のツイッターアカウントには、PLAは対艦弾道ミサイルとして、例えばDF-21D(東風準中距離ミサイル)やDF-26(東風中距離ミサイル)等を備えていて、南シナ海を航行する米空母は完全に射程距離にある、としている。
一方、南シナ海で2つの空母打撃軍を以て軍事演習を実施している米軍では、『米海軍情報チャンネル』の中で、空母“ニミッツ”及び“ロナルド・レーガン”による同海域での軍事演習は、如何なる国にも脅威となるものではない、と表明している。
これに対して『環球時報』は、“米国が性懲りもなく偽善的対応を以て、中国が同海域の安定を損ねていると一方的に主張している”と強調している。
同日付香港『サウスチャイナ・モーニング・ポスト』紙:「米中両軍が南シナ海で同時期に軍事演習を展開する中、中国軍は“いつでも米軍を攻撃できる体制”にあると報道」
中国は、米軍が“本当の意図を隠して”、原子力空母2隻を南シナ海に派遣して、無謀な軍事演習を実施していると非難した。
中国外交部(省に相当)の趙立堅(チャオ・リーチアン)報道官は7月6日、南シナ海では安定が維持されているのに、域外の米軍が出張ってきて大規模軍事演習を展開し、悪戯に同海域の緊張を高めている、と表明した。
これに関し、中国国営メディアの『環球時報』紙は、PLA装備の対艦弾道ミサイルは、同海域内は全て射程範囲にあると報じた。
そして、PLA退役の元高官王雲飛(ワン・ユンフェイ)氏は同紙記事の中で、中国は主権擁護のために毅然とした対応を取るべきであるとして、必要に応じて対艦弾道ミサイルの発射も辞さない覚悟が必要だと主張している。
同氏によれば、PLAの対艦弾道ミサイルは、“いつでも米軍の脅しに即応できる体制”にあるという。
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