米国の疾病予防管理センター(CDC)の研究で、コロナウイルスの実際の致死率が若年層では極めて低いことが確認された。しかし、12歳~17歳の思春期の子は、5歳~12歳の子どもに比べて約2倍の確率で感染していることが判明した。
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『レゼコー』によると、子供は新型コロナウイルス感染症に感染するリスクが低く、感染しても症状は通常、非常に軽度である。しかし、感染リスクは年齢が上がるとともに急上昇する。
米国CDCが28日に発表した研究結果によると、新型コロナウイルスに感染する可能性は、12歳~17歳の思春期の子は、10万人あたり37人の週平均発生率と、5~12歳の子どもの10万人あたり19人の週平均発生率よりも感染する可能性が約2倍高くなっている。...
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『レゼコー』によると、子供は新型コロナウイルス感染症に感染するリスクが低く、感染しても症状は通常、非常に軽度である。しかし、感染リスクは年齢が上がるとともに急上昇する。
米国CDCが28日に発表した研究結果によると、新型コロナウイルスに感染する可能性は、12歳~17歳の思春期の子は、10万人あたり37人の週平均発生率と、5~12歳の子どもの10万人あたり19人の週平均発生率よりも感染する可能性が約2倍高くなっている。
3 月以降、米国内の 5 歳~ 17 歳までの子どもの新型コロナウイルス感染は 277,285 件を記録している。
感染した30万人近くの子どものうち、51人が死亡している。3月1日から9月19日までの間に、米国の学童期の子どもの新型コロナウイルスに感染した場合の致死率は0.018%になる。成人の場合と同様に、検査を受けていない無症状や軽症の感染者が多いため、実際の致死率はさらに低いことが確認できる。
CDCは9月10日にウェブサイトで発表した別の分析で、最も可能性の高いシナリオでは、年齢別で見た感染数のうちの死亡率は、0歳~19歳が0.003%、20歳~49歳が0.02%、50歳~69歳が0.5%、70歳以上が5.4%と推定している。
米『ワシントンポスト』は、新型コロナウイルス感染症は今年、米国での死因の第3位となっているが、アメリカ小児科学会と小児病院協会がまとめた統計によると、9月10日現在、18の州で20歳未満の死亡者は1件も確認されていないと報じている。
子どもたちはむしろ殺人(2016年の政府データで1,865件)、溺死(995件)、さらには火事や火傷(340件)で死ぬ可能性の方がはるかに高いという。
こうしてみると 新型コロナウイルス感染症は、昨年の冬に米国で推定2万4000人から6万2000人が死亡し、うち17歳以下188人が死亡したインフルエンザに似ていると言える。
しかし、若年層がどの程度の感染源となっているのかは明確になっていないため、5600 万人の生徒を教室に戻すべきかどうか、教育関係者が判断に悩んでいる。
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