次期大統領首席補佐官のロン・クライン氏は、1月16日に「気候変動対策、コビッド19感染対策、経済危機対策および人種や各層間の不公平是正は危機状態にあり、緊急なアクションが必要な課題であり、米国を世界で責任ある立場に戻すためにも重要な課題である」と明言した。
さらにロン・クライン氏は「ジョーバイデン次期大統領はトランプ政権によってなされた重大な損傷部分の修復を行うことに加えて、米国として取り組むべき気候変動対策のパリ議定書に再度参加し、環境保護の政策を進めたいと考えている。...
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次期大統領首席補佐官のロン・クライン氏は、1月16日に「気候変動対策、コビッド19感染対策、経済危機対策および人種や各層間の不公平是正は危機状態にあり、緊急なアクションが必要な課題であり、米国を世界で責任ある立場に戻すためにも重要な課題である」と明言した。
さらにロン・クライン氏は「ジョーバイデン次期大統領はトランプ政権によってなされた重大な損傷部分の修復を行うことに加えて、米国として取り組むべき気候変動対策のパリ議定書に再度参加し、環境保護の政策を進めたいと考えている。」と付け加えた。
同時に、ロン・クライン氏は就任式当日でのワシントン連邦議会と州議会でのトランプ大統領を支持する暴力集団に対する保安対策についても言及した。
ジョーバイデン次期大統領としては、取り組むべき課題は山積している。まずはコビッド19感染対策が肝要である。米国でのコビッド19感染による犠牲者の数は40万人を越えようとしており、1週間で新たな感染者が100万人以上出ており、感染の拡大は手の施しようのない状況となっている。これを何とか抑えこむ必要がある。
次の課題は、コビッド19感染流行が原因とみられる経済危機の打開策である。
コビッド19感染流行後、約1000万人の雇用が失われたという。
今回1.9兆ドル(=約200兆円)の予算を使って経済活性化のために他分野に投資を行い1930年以来最悪の経済危機を打開したいと考えている。この予算には家族手当やPCRテストとワクチン接種の費用や中小企業への援助資金や失業者への食料支援や連邦政府と州政府が協力して作る近隣ワクチン接種センター創設資金も含まれているという。今後のジョーバイデン政権の政治手腕を見守っていきたい。
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