この会見はナバリヌイの釈放を訴えた、これまでにない全国的な規模のデモが起きた2日後に行われた。

1月23日のモスクワでのデモでは2万人以上の参加者を集め、無届のデモとしては数年間の中での記録的な規模となった。...

この会見はナバリヌイの釈放を訴えた、これまでにない全国的な規模のデモが起きた2日後に行われた。

1月23日のモスクワでのデモでは2万人以上の参加者を集め、無届のデモとしては数年間の中での記録的な規模となった。　さらに今回は、普段は動きが緩慢だと言われている地方100都市以上にまでナバリヌイ釈放運動の輪が広がった。

ロシアの反対運動情報に詳しいOVDインフォによると、1月23日ロシア全土のデモで3435人が逮捕され、その内、1360人がモスクワで逮捕され、523人がサンクトペテルブルグで逮捕されたという。

ナバリヌイ釈放運動のデモ参加者数は、ナバリヌイがプーチン大統領のものと思しき黒海沿岸に立つ宮殿をユーチューブで放映したことでうなぎ上りに増加した。

ナバリヌイは昨年8月に何者かに毒薬を服用され昏睡状態になった後にドイツに移送され、そこで5か月間治療を受けた。今年に入って1月17日にロシアに帰ったところを一時釈放の規定を守らなかったという罪で再逮捕された。 ナバリヌイの仲間のレオニッド・ボルコフは1月31日の日曜日にナバリヌイ釈放を要求する新たなデモを計画している。

ロシアでのプーチン独裁政権に対する反体制運動の今後がどうなるか、隣国の日本としても注意を払っていく必要がある。