東京・江東区のマンションで3歳の男の子が暴行を受けて死亡したとされる事件で、男の子が緊急搬送される前日、現場近くを歩く姿が防犯カメラに写っていたことが分かりました。　傷害致死の疑いで逮捕された昭島市の会社員・渡辺雄二容疑者（34）は12月5日、検察庁に身柄を送られました。　渡辺容疑者は今年9月、江東区のマンションで一緒に住む交際相手の長男・隆太郎ちゃん（3）に暴行を加え、死亡させた疑いが持たれています。警視庁によりますと、渡辺容疑者は「男の子が風呂に浮いていた」と通報していました。しかし司法解剖の結果、隆太郎ちゃんの肺に水は入っておらず、死因は腹部への打撃による内臓損傷での失血死であることが分かりました。　これまでの調べで、隆太郎ちゃんが緊急搬送された前日の9月27日午後5時ごろ、自宅近くを歩く姿が防犯カメラに写っていたことが分かりました。このことから、渡辺容疑者は27日夕方から自ら消防に通報した28日昼すぎまでの間に隆太郎ちゃんの腹部に何らかの暴行を加えて死亡させたとみられています。　調べに対し、渡辺容疑者は容疑を否認しています。警視庁は日常的に虐待がなかったか調べています。