医療のひっ迫やさらなる感染拡大を防ぐために、今夜、政府の分科会が再び新たな提言をした。
今回、分科会が最も強く訴えたのが、感染が急拡大する地域との往来の自粛。
その上で、今回の提言のポイントは大きく２つある。
１つ目は「ステージ３速やかに対策を」。
分科会は現在の感染状況について、すでにステージ３相当に至っているにもかかわらず、対策が取られていない地域があるとした。
具体的にはこれまでの札幌市に加え、新たに東京２３区、大阪市、名古屋市を挙げた。
また分科会のあるメンバーは取材に対して、病院でクラスターが相次いでいる北海道の旭川市を挙げた。
提言２つ目のポイントが「ステージ３で私たちが取るべき行動」。
今の状況を早期に打開するには、感染が急速に拡大している地域とそれ以外の地域との間で人の往来を減らすこと。
ＧｏＴｏトラベルの見直しにばかり社会が注目して、最も重要なこの対策について十分伝わっていないと指摘している。
ステージ３と判断された地域では酒を提供する飲食店への時短営業の要請。
夜間の遊興やお酒を提供する飲食店の利用の自粛。
さらにＧｏＴｏトラベルの一時除外、これらをこの３週間に集中してやってほしいという。
一方で、仕事、学校、病院の受診など、感染拡大のリスクが低い行動は制限する必要はないとしている。
分科会は出発分についても今後の状況によっては見直すよう提言。
「３週間でダメなら次の策を打て」とまで言及している。
クリエイティブディレクター・辻愛沙子のスタジオコメント。