企業の人事異動や進学などに伴う春の引っ越しを巡っては、業者の人手不足を背景に引っ越しをしたくてもできないケースが出ている。
ことしの春の引っ越しについて、国土交通省では土曜日の３月１３日から混み始め、３月２０日～４月４日にかけてが特に混み合うと予想。
トラック輸送の業界団体によると新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、ネット通販の荷物が増えていることや短期アルバイトの学生を集めることが難しくなっていることから、ドライバーなどの人手不足は例年以上に深刻。
国土交通省は利用者に引っ越しの時期をずらせないか検討を求めるとともに、企業に対しては、経済団体を通して異動時期の分散をするよう呼びかけている。

新型コロナウイルス。
緊急事態宣言折り返し地点も感染者数が高止まり。
対策の更なる強化は必要？自宅療養者の命を守る対策は。
東京都・小池百合子知事は「感染者は高止まりの状況。
休業要請も選択肢の一つとしてあり得るが、そうならないために協力をお願いしたい」、埼玉県・大野元裕知事は「まだまだ深刻な状況には変わりない」と話した。
沖縄県が緊急事態宣言を要請。
玉城デニー知事は「隣県の協力が容易ではない。
島しょ県の不利性を考慮して欲しい」と訴えている。
ＡＮＮの世論調査では１か月での緊急事態宣言解除について「見込めない」９１％。
厚生労働大臣・田村憲久が「いまある要請を国民に協力いただき早く感染拡大を止めたい」などスタジオコメント。
写真：沖縄県庁ＨＰから。

東京オリンピック開催まであと半年。
新型コロナウイルスの影響で開催に向けた医療体制の準備で、医療担当者の会議の延期やスタッフの研修の見直しなど予定変更が相次いでいることが分かった。
東京オリンピックパラリンピックで必要な医療スタッフの数。
東京都医師会の場合、競技会場から最寄り駅の区間で延期決定前の計画では（約３０日間のべ人数）医師約１０００人、看護師約１５００人、事務職約１０００人。
去年秋の東京都医師会アンケートで「協力が必要」と回答したのは３分の１、「回答できない」が３分の２。
自転車競技が行われる静岡・伊豆市。
順天堂大学医学部附属静岡病院（静岡・伊豆の国）では、感染拡大前は東京などから医師の派遣を受ける予定だった。
しかし、順天堂大学医学部附属静岡病院・柳川洋一医師は「どれくらい来てくれるのか分かっていない状況」と述べた。
今月に予定されていた各競技会場の医療責任者会議は来月中旬ごろに延期になった。
医療スタッフ研修の具体的な時期は示されていない。
大会組織委員会は積極的に情報提供を行う他、金銭的支援も検討しているという。
大会組織委員会・大会運営局・山下聡局長、東京都医師会・新井悟理事のコメント。