韓国大統領府は、カンギョンファ（康京和）外相に代わる新しい外相に、チョンウィヨン（鄭義溶）大統領特別補佐官を起用すると発表した。
韓国大統領府はきょう、およそ３年７か月にわたって在任していたカンギョンファ外相に代わり、チョンウィヨン大統領特別補佐官を新しい外相に起用すると発表した。
チョンウィヨン（鄭義溶）大統領特別補佐官は、駐米公使などを歴任した外交官出身の７４歳。
チョンウィヨン大統領特別補佐官は２０１８年３月、北朝鮮のピョンヤン（平壌）でムンジェイン（文在寅）大統領の特使として当時のキムジョンウン（金正恩）委員長と会談したあと、ワシントンを訪れて米国のトランプ大統領と面会。
その３か月後、史上初の米朝首脳会談が行われた。
ムン大統領としては、同盟国・米国のバイデン次期政権の発足に合わせ、米韓関係を再構築するとともに、南北関係の改善につなげたいねらいがあるとみられる。
文在寅大統領、金正恩委員長、トランプ大統領の映像。
写真提供：韓国大統領府。