自治体では手探り状態での準備が進んでいる。
神奈川・大和市では個別接種の拡充、団地に出向き接種するいわゆる“団地接種”を行う。
しかし、接種体制を広げることで課題が浮き彫りとなる。
大和市ワクチン接種担当・大澤課長は「１つの病院に２つは最低限用意しないといけないことが分かり、大至急で業者に連絡をしたところ」。
接種会場までワクチンを運ぶ際に必要な保冷バッグが足りないという。
生産しているメーカーを取材。
政府が自治体に支給する４万個の保冷バッグの製造を一手に担う。
国の基準である３５度の環境下で２度から８度の温度を１２時間維持できる保冷バッグ。
スギヤマケン・藤井部長は「断熱は発泡スチロールだが、極厚タイプになっていて４５ミリくらいの厚さがある。一般的な発泡スチロールよりも断熱性は高い」。
おとといまでに国からの受注分４万個のうち約７０００個を納品しているがさらなる注文が殺到しているという。
製造体制を１０倍にするも国からの発注分に追われ自治体の注文対応ができない。
神奈川・大和市、埼玉・春日部市の映像。
映像提供：Ｐｆｉｚｅｒ。