凶悪事件への悪用が相次いだボーガンについて、政府はきょう、所持を許可制とする銃刀法の改正案を閣議決定した。
改正案では、人の生命に危険を及ぼす威力があるボーガンを規制の対象としたうえで、所持するには公安委員会の許可が必要と明記され、射撃競技や動物麻酔などに用途を限定している。
違反した場合には３年以下の懲役または５０万円以下の罰金の罰則が設けられ、警察庁は今国会での成立を目指している。
ボーガンを悪用した事件は、去年６月、兵庫県宝塚市で４人が殺傷されるなど、１０年間で３２件確認されている。
警察庁提供の映像。