ＩＡＥＡ（国際原子力機関）はイランの核開発に関する最新の報告書で、濃縮度を２０％にまで高めたウランを１７．６キロ製造しているなどと指摘し、核合意に違反する活動が加速している。
報告書ではＩＡＥＡが去年、核物質保管の疑いが持たれている２か所の施設を査察し、採取したサンプルの分析を行った結果ウランの痕跡が見つかったと明らかにしている。
これについてイラン側からＩＡＥＡに説明はなく、ＩＡＥＡは深い懸念を示している。
米国・バイデン政権はイランとの協議に前向きな姿勢を示しているが、イランが核開発を加速する動きが鮮明となっている。
ＩＡＥＡ本部（ウィーン）の映像。