元法務大臣の河井克行被告は妻の案里元参議院議員が初当選したおととしの参議院選挙を巡り、地元議員など１００人に２９００万円余りを配ったとして公職選挙法違反の買収の罪に問われ無罪を主張している。
元大臣の弁護団は、きょうの裁判のあと５回目となる保釈請求をした。
案里元議員の裁判は今月、有罪判決が確定したが、克行元大臣の裁判ではこれまで４０回余りの審理で地元議員らの証人尋問の大半が終わり来月にも最大のヤマ場となる被告人質問が行われる見通し。
これまで４回の保釈請求は認められなかったが弁護団では証人尋問の大半が終わり証拠隠滅のおそれが低下したことに加え被告人質問に向けて準備を進めたいとしていて東京地方裁判所が改めて判断することになる。