大規模な山火事は、発生９日目のきょう、鎮圧された。
この山火事は先月２１日に栃木県足利市の両崖山で発生し、乾燥注意報が出される中、強風にあおられるなどして延焼が続き、これまでにおよそ１０６ヘクタールが焼けた。
しかし、おとといから火の勢いが徐々に弱まり、発生から９日目のきょう、足利市長がこれ以上延焼する危険がなくなったとして鎮圧を宣言した。
また、鎮圧にともなって、現場周辺の３０５世帯に出されていた避難勧告も先ほど解除された。

栃木県では先月２１日から足利市で山火事が続いていたが、発生から９日目のきょう、和泉聡市長が「ほぼ消し止められた」として鎮圧したと発表した。
また現場周辺の３０５世帯に出していた避難勧告も解除された。
きょう開かれた会見で足利市の和泉聡市長は山火事を鎮圧したと発表した。
先月２１日に発生した今回の山火事では、自衛隊や県内外から応援に駆けつけた消防などが連携して消火活動を続けてきた。
そして発生から９日目のきょう、市はほぼ消し止められたとして鎮圧したと発表。
現場周辺の合わせて３０５世帯に出していた避難勧告も解除した。
今回の火事では、住民生活にも大きな影響を及ぼした。
けが人は出なかったがこれまでにおよそ１０６ｈａが焼け山中にある木造の神社の建物が全焼。
消火活動に大量の水を使った影響で一部の地域で一時、断水などが起き市が給水活動を行った。
子どもたちにも影響が出た。
火事が起きた山のふもとにある足利市立第一中学校では、安全が確保できないとして先月２４日から休校になっていたがきょうから授業を再開した。
足利第一中学校・塚田良雄校長、住人のコメント。

発生から８日、栃木県足利市の山火事が鎮圧された。
和泉聡市長が会見し、鎮圧を宣言。
市内３０５世帯に出されていた避難勧告が解除された。
近くを走る北関東自動車道の通行止めも解除された。